5月18日(日) 堺市陶器地区 うぐいす谷 入魂式
堺市陶器地区うぐいす谷 入魂式
5月18日、真夏を思わせるような日差しの中、堺市陶器地区うぐいす谷の地車の修理が完成し、入魂式,御披露目曳行がおこなわれました。
同所の地車は、今や堺市では珍しくなった『板勾欄出人形式住吉型』地車。堺市内では5台を残すのみ(うち1台は休止中)。明治10年代に大阪市住之江区粉浜で新調とされるこの地車は、和泉市信太・幸地区宮本町,堺市八田荘地区毛穴町,堺市津久野地区下田町を経て、平成13年よりうぐいす谷にて曳行されています。新調以来100年以上の時を経て、これまでにも修理が度々おこなわれていますが、同所では初めての修理。《大下工務店》にて洗い,締め直し、担い棒の取り替えなどがおこなわれました。

午前7時頃に回送車に積み込まれた地車が到着。その後、町内の公園まで曳行し入魂式。午後からはうぐいす谷の町内を威勢よく御披露目曳行。今日のやりまわし中心の曳行スタイルとはひと味違い、ノスタルジックなひとときでした。
原形を崩さず新調当時の形態を色濃く残す、うぐいす谷のだんじり。これからも末永く曳行されますように・・・・。
入魂式映像を見る
<<前の記事 | 次の記事>> |