茶屋のだんぢり漫遊録

目次

台風の接近、ずぶ濡れになっているのも忘れ・・・・

どもぉー、だん馬鹿ですチョキ

第二回目試験曳き・宵宮は好天に恵まれたものの、本宮午前中の宮入りが終わりに近づいた頃から降り出した雨で幕を下ろした今年の『岸和田だんじり祭 九月祭礼』

130918-1

130918-2

ユーザーの中には、雨でボトボトになりながら曳き綱を握り地車を曳いていた方、ずぶ濡れになりながらも勇壮華麗な曳行を現地で堪能された方もおられることでしょう。

また、雨で見物を断念し、当サイトが誇る『ライブ中継』を食い入るように見ていた方も多いのでは・・・・?
仕事の都合で足を運ぶことができずに、会社の片隅でこっそり見ていた人も、御満足いただけましたでしょうか・・・・。

さて、私 だん馬鹿さんは、例年のように春木地区での撮影を担当。
どうにか都合をつけ、本宮の午前中だけは、旧市地区15台の地車が宮入りをおこなう岸城神社への宮入りコース、「こなから坂」の上で写真撮影。

130918-3

そして、午後からは再び春木地区でビデオ撮影・・・・。

でも、せっかく春木から岸和田まで電車に乗って来たからには、これだけでは満足できるはずもなく、城見橋交差点で、宮下がりの地車を見物。

130918-4

ちょうど、南町の地車が岸城神社での神事を終え、出てくるところ。

ここは、知る人ぞ知る「やりまわし」の隠れた名所。
道幅は広いのですが、坂を下りながらの緩やかなカーブ。

130918-5

スピードがのるだけに膨れたり、テコを取りすぎたり、増して「こなから坂」と同様に年にたった一度だけの「やりまわし」、後テコを操作する者にとっては少々厄介なポイントでもあるのです。

この日も、南町・大北町・紙屋町の三台が「やりまわし」をおこなうのをしばし見物。

130918-6

急に降り出した雨が災いしたのか、大北町はテコを取りすぎあわや出店に激突寸前。

130918-7

少し手前のポールに接触しただけで、大きな事故には至りませんでしたが、こんなことも割に起こるポイントなのです。

知ってか知らずか、結構多くの方々が、この場所での「やりまわし」を見物に来ていましたが、ほとんどの方が雨合羽を着込んでの地車見物。

130918-8

傘を差す人の姿も見られましたが、若連などの警備を担当するものから注意を促され、しぶしぶ傘を閉じてずぶ濡れになりながら見物している人も・・・・。

中には注意を無視し傘を差し続けるお姉ちゃんもいましたが、「夜には濡れもするけれど、雨には濡れたくないないんやで・・・」と私が放った言葉に、当サイト撮影スタッフの若手S君からは「エエおっさん、またアホなこと言うてら」と二人で大笑い・・・・。

まぁー、岸和田旧市では、これまでの警備担当者からの再三の注意が功を奏し、雨傘を差す人の姿も減少傾向。
見物する側も心得ているのか、雨合羽が周知徹底されてきている様子。

岸和田だんじり祭が終わり、これから11月初旬まであちらこちらで地車の曳行がおこなわれますが、人込みでの傘は凶器と化す恐れもあり、トラブルの原因にもなりますので、傘は厳禁!
必ず、雨合羽を持って出かけましょう。

さてさて、南町・大北町・紙屋町の「やりまわし」を見届け、春木へ戻るため岸和田駅に向かう途中、南海電車の高架下で上町の地車を発見。

130918-9

コチラは、宮入り後の午前曳行を終え、昼休憩中。
なんだか、高架下で雨宿りと言った感じで、食い入るように眺めている人の姿も・・・・。

駅の通路では、雨宿りで座り込んでいる人の姿も・・・・。

130918-10

雨はこの日降りやむことはなく、夜の灯入れ曳行は旧市ではおこなわれたものの、春木地区ではほとんどの町で中止。

しかし、午後曳行は、相も変わらず旧市・春木の各町とも勇壮な曳行を披露されていました。

130918-11

曳き手の若者たちは、誰しも雨雲を吹き飛ばすかのような威勢の良さ。

130918-12

私 だん馬鹿さんもずぶ濡れになっているのを忘れ、食い入るように見入ってしまった今年の「岸和田だんじり祭 九月祭礼』本宮の曳行でした。

では、今日はこのへんで失礼します・・・・(ペコっ)。







信濃屋お半だんじり通信
<<前の記事 次の記事>>