茶屋のだんぢり漫遊録

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堺市鳳地区 濱寺元町の入魂式・・・・

どもぉー、だん馬鹿です!

台風20号が日本の東海上を北上するとともに、昨夜から強い風が吹き、半袖では寒いくらいの肌寒さ。
9月も終わりに近づき、岸和田旧市・春木地区、尼崎市築地、羽曳野市誉田などでは早くも祭礼が終了。

私の住む堺市内の10月第一週目に地車の曳行をおこなう地区では、この前の日曜日が試験曳き。そして、陶器地区や登美丘地区など第二週目に曳行をおこなう地域では、今度の日曜日に試験曳きがおこなわれます。

日中はまだ暑い日もありますが、朝夕はめっきり涼しくなった今日この頃。
年に一度の秋祭りを前に、風などひかぬようご注意のほどを・・・・。

さて、10月の祭礼を前に、お盆明けの8月下旬から泉州地域各地で地車の新調、修理・改修に伴う入魂式が多くおこなわれました。

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地車の新調では、8月25日(日)に和泉市府中地区 市辺町

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9月1日(日)には、貝塚市麻生郷 と岸和田市東岸和田地区 流木町

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9月8日(日)が、私の生まれ育った津久野のお隣、堺市鳳地区 野田

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今度の日曜日、9月29日には泉北郡忠岡 道之町でも新調地車の入魂式がおこなわれる予定。

昭和50年代に始まった地車の新調ラッシュ。
今後しばらくは新調ブームも続きそうで、あちらこちらから風の便りで地車新調話を耳にします。
工務店によっては、今すぐに発注しても完成は平成30年以降なんてことも。

堺市内に住む地車ファンにとって気がかりなのが、鳳地区・・・・。
昨年の石橋を皮切りに、今年が野田、来年は長承寺、そして平成27年には大鳥が新調。
今年に入り、野代も新調を決めたよう。

気になるのは、残る新在家濱寺元町の動向・・・・。
近い将来、一気に『岸和田型』への完全移行があるのではと、気をもんでいる鳳ファンもいるほど。

そんな中、市辺町の新調地車入魂式と日を同じくして、去る8月25日(日)、渦中の一台、濱寺元町の地車が《大下工務店》での修理を終え、入魂式・御披露目曳行をおこないました。

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今回の修理は、本体の洗い・締め直しのほか、彫物の欠け接ぎや手直しが地元鳳の《木彫前田工房》前田暁彦 師の手でおこなわれました。

当日は、降りしきる雨の中、午前8時前に地車小屋を出発。

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多くの青年団や子供たちに曳かれた地車は、神事がおこなわれる大鳥大社境内にある摂社 美波比神社を目指します。

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大鳥大社西側の大鳥居のところでは、大鳥の地車がお出迎え・・・・。

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鳥居をくぐり抜け、美波比神社の前に据え置かれた頃には、地車を曳く者、見物に訪れた者も、時折強く降る雨にずぶ濡れ状態。

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滞りなく神事を終えた地車は、午前9時30分過ぎに神社を出発。

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大鳥居の前では、勇壮な「やりまわし」を披露。

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しばし小栗街道を曳行し、再び大鳥居の前から町内を目指します。

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その頃には、雨も小康状態。

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広い町内でも、豪快に「やりまわし」を披露され、正午前には無事に地車小屋に到着しました。

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昭和63年に新調されたこの地車も、誕生から25年。
平成12年からは鳳地区に参入。

情報通な人の話では、この濱寺元町でも『岸和田型』地車の新調話が見え隠れしているのだとか・・・・?
「次の入魂式は、新調の時ですよ!」なんて噂もチラホラ。

駅前再開発や『西区だんじりパレード』への津久野地区からの参加などとともに、変貌を遂げるであろう鳳地区のだんじり祭。
隣の津久野で生まれ育った私にとっても、今注目の地区。
幸か不幸か、祭礼日が同じなだけに、見に行く機会もほとんどありませんが・・・・。

では、今日の『だんじり通信』はこのへんで失礼します・・・・(ペコっ)。

信濃屋お半だんじり通信
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