泉州で一番早いだんじり祭


近年、テレビや新聞・書籍などで「だんじり」が取り上げられ、その知名度もウナギ登り。中でも、9月におこなわれる「岸和田だんじり祭」は、今や全国規模で知られる存在になりました。
「だんじり」を曳く形態の祭礼は、大阪・兵庫・奈良・和歌山などの各地で多く見られます。5月の神戸から始まり、7月は大阪市内を中心に八尾・柏原など。そして、9月の岸和田だんじり祭を皮切りに、大阪・奈良・和歌山の多くの地域で曳き出されます。
豪快な「やりまわし」がおこなわれる泉州地域においては、9月・10月の「秋祭り」がほとんどですが、知名度ナンバー1の岸和田市旧市地区よりも早く、例年8月に「夏祭り」としてだんじり祭がおこなわれる所があります。文字通り『泉州で一番早いだんじり祭』、それが貝塚市二色のだんじり祭です。
昔から海水浴場として有名であった「二色の浜」に隣接する埋め立て地。平成元年、その一角に誕生したニュータウン「二色ノ浜パークタウン」。平成2年に開発・分譲した『長谷工コーポレーション』が購入し、新しい街のシンボルとしてマンションの一角に展示保存。平成5年3月に二色ノ浜パークタウンに引き渡され、同年8月に「子供達に夏休みの思い出を作ってやりたい」と夏祭りとしてスタート。
16回目の祭礼にあたる、平成20年は8月24日の日曜日に試験曳きをおこない、30日の土曜日が本祭。ニュータウン誕生から20周年を迎える今年、「泉州で一番早いだんじり祭」は熱く燃え上がることでしょう・・・。
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