貝塚市橋本新調地車レポ-その壱
毎度、だん馬鹿れふ

極度の夏バテと貧乏神の猛攻でヘロヘロ状態の私・・・・

こんな時は、美人なお姉ぇ~ちゃんたちとプライベートビーチで、トロピカルドリンク片手にうっふん。まさにハーレム、酒池肉林の世界・・・・。
こんなことしか考えられないのですが、これも暑さのなせる業なんでしょうか・・・・(ただオバカなだけです)。
さて今日の「だん通」は、去る5月23日(日)に入魂式・御披露目曳行がおこなわれた貝塚市橋本の新調地車のことを書くのですが、おそらく3回くらいに別けて書く予定ですのでよしなに・・・・。
ユーザーの皆さんの中に、橋本に友人・知人のいる方は、是非とも「だんじりちゅうサイト見れぇ~!」と教えてやって下さい(これも営業・・・・)。
5月23日に入魂式・御披露目曳行がおこなわれたことは、皆さんの記憶にも新しいところ。
そして先日7月25日(日)、梅雨明けを待っていたかのように新調記念誌の撮影を兼ね、同日午後から彫物御披露目会(勝手にタイトル付けました)がおこなわれました。

私の友人でもあり、当サイトでもおなじみの、橋本の新調地車を手掛けた《木彫山本》山本仲伸 師より「見に来たってよぉ~」とお電話を頂き、午前中の南河内郡太子町 科長神社の宮入り撮影終了後、一目散に橋本を訪問。

同町会館前でおこなわれていた記念誌撮影の合間合間に、網なし・桟なし・ハシゴなしのスッピン状態で、ゆっくりと彫刻を拝見させていただきました。

実は、入魂式の前日、町内に搬入された日にも網越しではありますが、彫物を見る機会があり、少々気になっていたこともあり、それを確かめるために橋本を訪れなければならないと思うこと約2ヶ月。念願の日が訪れたのであります・・・・(涙)。
会館に到着するやいなや、まずはオールヌードの新調地車の元へ。約2ヶ月ぶりの再開である。
真新しい、欅の香りが鼻をくすぐる、師玉の時間。なじみの飲み屋の可愛いおねえちゃんと、真っ昼間に道端で出会った時と同じような気分である・・・・(またアホなこと書いてしまいました)。
「いつもなら撮影開始!」となるのですが、この日は別の目的もあり、まずは現場に来ているはずの山本仲伸 師を探すことに。
会館横に設営されたテントの下に、山本 師を発見。
私が持つカメラを見つけ、「また人の写真撮って、ブログに載せよと思てるやろぉ~」と先制攻撃。「載せてもろて嬉しいくせに」とジャブを打ち返す私 だん馬鹿。

テントの下にいた若頭の面々の前で、二人で漫才をしようとは思ってもみませんでしたが、おかげで和気藹々、私の目的を果たす絶好の機会ともなったのです。
さてさて、その目的とは何じゃいなぁ~?
それは、大屋根正面の枡合に彫られた図柄「橋本町伝承、弘法大師ゆかりの清水」を訪ねること。

入魂式の前日の山本 師への「正面枡合の図柄は・・・・」との問いかけに、「町内に弘法大師ゆかりの清水がある」との答え。
どうやら、今から1200年くらい前に弘法大師(空海)が諸国修行の際にこの地に立ち寄った時、地面に錫杖(しゃくじょう)を突き刺すやあら不思議、こんこんと清らかな水が湧き出した」との言い伝えが残り、その清水はこの地を流れる近木川から30メートルの高台にあるにもかかわらず、干ばつで村中の井戸が涸れても、今日まで一度たりとも涸れることなく湧き出ているとのこと。
「ほなら、いっぺん見にいったろかい」といつもながらの好奇心が頭をもたげた次第。
山本 師も一度訪れたらしいのだが、この暑さと昼時から飲み続けていたビールのためか、道案内を拒否。
それならば、若頭諸氏に道案内を頼んではみたが、やはりこの暑さ、なかなか連れて行ってはくれません。
たまたま居合わせた町内の小学生の案内で、ようやくスタート。
町内の細い路地を歩くこと数分、坂道を下った所に「清水大師堂」の額が掲げられたお堂を発見。

その横手には、屋根で覆われた水くみ場が・・・・。

これぞ、弘法大師ゆかりの清水!
干ばつの時も、町民の喉の渇きを潤し、生活・人の命をも守ってきた町の宝とも言える清水。
さっそく私も呑んでみましたが、清らかで澄んだ水は冷たく、身も心も洗われるよう(少々大袈裟ですが・・・)。

清水大師堂は江戸時代に建立され、石造りの弘法大師座像が安置されているそうです。
境内には「弘法大師御加持水」と刻まれた石碑も立てられ、今日も町民の信仰を集めています。
まずは目的を達成し、少年ともども会館へ・・・・。
そして、写真撮影へとなだれ込んでいくのですが、橋本の新調地車には、この他にも幟台には近木川に架かる福永橋、橋本ゆかりの武将や氏神である南近義神社にまつわる話しなどが彫物として刻み込まれています。
これらを含め、橋本新調地車レポは次回「だん通」へと続くのであります・・・・。
ほな今日はこのへんで、バハハァ~イ!
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