9月7日(日) 岸和田市旧市地区 試験曳き
真夏を思わせるような日差しの中、岸和田市旧市地区、一回目の試験曳きが盛大におこなわれました。待ちに待った『岸和田だんじり祭』の開幕です。
今年は、宮本町、北町、2台の地車が新調され、我々だんじりファンの期待度も全開120%。各町、どんな「やりまわし」を披露してくれるのか、期待に胸ふくらませ、お出かけされた方も多いのでは・・・・。
午後2時の試験曳き開始を前に、カンカン場、小門・貝源、駅前などのやりまわしポイントには多くの見物人が溢れんばかり。今か今かと、先頭の「纏」がやって来る方向を背伸びして見ている人の多いこと・・・・。

午後2時、ようやく試験曳きが始まった。交差点に「纏」が入ってくる。続いて「綱先」、少年団、青年団などの曳き手。鳴り物の太鼓の音がだんだん大きくなってくる。だんじりが近づいてくる。曳き手達の、少々緊張した顔。一瞬の静寂。見物人も息を呑む瞬間。スタートの合図と共に「ソーリャー、ソーリャー」のかけ声も大きくなる。地響きと共にだんじりが近づいて来る。前梃子を入れるタイミングを計っている。「入れた!」。次の瞬間、だんじりが向きを変え始める。後梃子を持つ「拾伍人組」の出番・・・・。だんじりが通りすぎて行く。拳を突き上げる、十伍人組。豪快なやりまわしが決まった! 見物人から歓声が沸き起こった。
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