茶屋のだんぢり漫遊録

目次

川面を渡る涼風に吹かれながら、鼻川神社の宮入り・・・・

どもぉー、だん馬鹿です!

いやはやいやはや、連日連夜のこの暑さ・・・・。
今日は、高知県四万十市や山梨県甲府市で40.7度の最高気温を記録するなど、日本列島はまさに灼熱地獄

熱く燃える夏の地車シーズンは終わったものの、この暑さはいつまで続くのかと思いつつ、今日の『だん通』の始まりでおます。

さて、今日の『だん通』は、この夏の地車シーズンに私が見に訪れた各地の地車曳行の中から、特に印象に残ったところを御紹介しましょう。

それは去る7月14日(日)に訪れた、大阪市西淀川区 鼻川神社の夏祭り
この神社の夏祭りには、子供みこし・枕太鼓が巡行し、そして一台の地車が曳行されています。

昨年の夏祭りには、神社から少し離れたところにある御旅所への宮入りを見に訪れたのですが、今年は鼻川神社への宮入りを見に行ってきました。

以前は、子供みこしと枕太鼓が氏地内を巡行されていたようですが、平成13年に富田林市伏山から地車を購入してからは、子供みこし・枕太鼓とともに曳行されています。

鼻川の地車の宮入りを見るのは、この日が初めて。
城東区鴫野でおこなわれていた『鴫野駅前パレード』を見終え、車を走らせ現地に着いたのが午後9時半ごろ。

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ちょうど、子供みこしが宮入りを終え、神社前の道路では枕太鼓の練りまわしが始まったところ。
お目当ての地車は、神社横の地車小屋の前に据え置かれていました。

ひょっとしたら、地車の宮入りは既に終わった後ではと思いつつも、枕太鼓の練りまわしを見物。

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神社前の道を挟んだ淀川の堤防には、多くの見物人の姿が・・・・。
堤防は宮入りを見に訪れた人たちでうまり、まるで野球場のスタンドのよう。

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その下の道路でおこなわれる練りまわしを見物するには、絶好の観覧席・・・・。

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前後へ疾走、前後ろを上げ下し、担ぎ上げる勇壮な枕太鼓の練りまわしを、私も見物人のひとりとして食い入るように・・・・。

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練りまわしが終わると、枕太鼓は鳥居をくぐり神社境内の拝殿の前へ据え置かれました。

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しかし、天然の観覧席の人たちは、誰一人立ち去ろうともしません。
時計はすでに午後10時、終わったと思い込んでいた地車の宮入りは、まだおこなわれていなかったようで、これはラッキー
帰らずにいて、良かった良かった・・・・。

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地車囃子とともに、地車の前では『龍おどり』がおこなわれ、そのあとで地車の練りまわしが始まりました。

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地車は、堤防下の道路を、前へ後ろへ、全速力で行ったり来たり。

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その後ろを追いかけて走るお姉ちゃん達も全力疾走・・・・。

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最後は、鳥居の前で地車の後部を持ち上げ「まぁ~いまい」・・・・。

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屋根の上では、逆立ちする若者の姿も。

これで、宮入りも終了かと思いきや、今度は鳥居の方へ向きを変え、地車を移動。

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もともとは堺市平井・富田林市伏山で曳かれていただけに、大阪市内では大ぶりなこの地車。

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神社の鳥居はくぐれないと思っていたのですが、掛けられていたしめ縄を持ち上げながら、鳥居をくぐり境内へ・・・・。
初めて見る鼻川地車の宮入りに、びっくり仰天

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それにしても、あちらこちらで地車の宮入りを目の当たりにしますが、川面を渡る涼風に吹かれながら、堤防の観覧席から見る枕太鼓・地車の練りまわしは、格別の趣・・・・。
誰一人、最後まで席(堤防)を離れようとしないのも、納得、納得。

おこなわれる練りまわしにさほど違いは無いにせよ、このスタンドからの眺めは、鼻川ならでは・・・・。
まさに、鼻川の夏の風物詩。

また訪れてみようと思いながら、鼻川の地をあとにした私 だん馬鹿さんなのでした。

ほな今日は、このへんで失礼します・・・・(ペコっ)。






信濃屋お半だんじり通信
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