創立140周年の良き思い出・・・・
どもぉー、だん馬鹿です!
今年のだんじり祭シーズンが幕を下ろし、日々撮影に東奔西走している当撮影スタッフもホッとしていた去る11月9日(土)、秋晴れの好天の中、河内長野市内に地車囃子が天高くとどろき渡りました。
もちろん、鉦や太鼓の音を聞けば、「なんかやってんちゃうん」、「だんじり出てるんちゃうん」と思うのが、地車ファンの常・・・・。
この日も一台の地車が、地車小屋から曳き出され、多くの子供らの前でその雄姿を披露しました。

場所は、河内長野市立 長野小学校の校庭。
今年、創立140周年を迎えた同小学校。
土曜参観、創立140周年事業の一環としておこなわれたのが、地車ふれあい授業と餅つき。
同小学校にほど近い場所に地車小屋がある西代の地車が曳き出され、校庭に据え置かれていました。

そのまわりにはテントが張られ、同校区の方々や保護者の協力で、子供らの餅つき体験がおこなわれ、つきたてのお餅をぜんざいにして振る舞われました。

体育館では、地車ふれあい授業として、子供らに地車の説明などがおこなわれたようです。
この日、校庭に登場した西代の地車は、昭和59年に堺市津久野地区 大東が新調したもの。
平成16年まで津久野の地で曳行され、大東の現『岸和田型』地車新調にともない、西代が購入した地車。

製作大工は、岸和田の《池内工務店》池内福治郎 匠。
彫物は、滋賀県醒ヶ井の井尻翠雲 師、富山県井波の中山慶春 師などの手によるもの。
「化粧枡」は施されてはいないものの、見送りには岸和田型地車の「立体見送り」が施された、『折衷型』の上地車。
西代には平成17年4月17日に搬入され、同年5月15日に入魂式がおこなわれています。
また、購入から5年目の平成22年には《北本工務店》北本信広 匠のもとで大修理がおこなわれ、この時に取り付けられた楠木正成の番持ちは、《木彫片山》片山 晃 師の作。

校庭には、西代のほかにも、同小学校区の原・石坂・古野・上原などのハッピを身にまとった青年団諸君らも姿を見せ、幼い頃に通った小学校を懐かしんでいた様子。


この日、校庭の置かれた西代の地車、もちつきの体験は、同校に通う子供たちにとっても良き思い出になったことでしょう。
さて、11月23日(土・祝)には、神戸市内でも小学校創立80周年記念の一環で、地車の小学校訪問がおこなわれました。
コチラの模様は、次回の「だんじり通信」でお伝えするとして、今日はこのへんで失礼します・・・・(ペコっ)。
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