神棚を祀ろう・・・・!
どもぉー、だん馬鹿です!
今日から、弥生三月の始まり・・・・。
それとはまったく関係ないのですが、当サイト開設当初から約5年6ケ月の長きに渡りご覧いただきました『だんじり通信』は、本日をもちまして、な、な、な、なんと、本日をもちまして最終回。
お名残り惜しゅうはございますが、最後の「だん通」の始まりでおます・・・・(涙)。

『だん通』をご覧いただいている方々の中には、卒業、進学・就職を控えている方もおられることでしょう。
三月・四月は、人生の節目とも言える時期。
木々の芽吹き、新緑の季節の訪れとともに、人それぞれの人生模様が繰り広げられて行くことでしょう・・・・(何のこっちゃ?)
桜の花が終わり、若葉萌ゆる五月ともなれば、神戸の春まつり。
その神戸を皮切りに、およそ半年間に及ぶ『だんじり祭シーズン』へと突入。

近畿一円で約900台、子供だんじりや屋台などを含めれば、その数は有に1000台を超えることでしょう。
その土地土地特有の「おはやし」・「曳き方」・「地車の形態」に一喜一憂するのが、我々地車ファンの性分なのかも知れません。
今年も各地で、勇壮華麗な地車の曳行がおこなわれます。
『岸和田祭』のように見物人も見物人で溢れかえっているところもあれば、見物人もほとんどいないノスタルジックな『村まつり』をおこなっているところも・・・・。

地車の曳行は本来、その土地土地の氏神様の祭礼に伴いおこなわれるものですが、今日では何かの記念や区民まつりなどのイベントとしておこなわれることもしばしば・・・・。
そのため、祭礼以外に地車の曳行を見る機会も増えているように思えます。

しかしながら、少子高齢化、氏子意識の低下などで、曳き手不足も顕著。
特に、多くの曳き手が必要とされる「やりまわし」中心の曳行をおこなう泉州地域では、「曳き手」の確保が重要な問題。
助っ人の確保、青年団や後テコの提携などに、頭を痛める町も数えきれないのが現状。
地元に住む青年団員とて、ほんの数名などという町もあるほどで、「生まれも育ちも○○町、今も町に住んでだんじり曳いてるでぇー」なんていう、言わば生え抜きの祭り男も少なくなってきているのも現状かと・・・・。
地車を曳く者とて、神社の祭礼としてではなく、イベントに参加することをファッションのように楽しんでいるだけの若者も・・・・。
「神社の祭り」、「地元氏子の祭り」を豪語する者とて、地元の氏神様へお参りするのは、初詣や祭礼時だけという人がほとんどかと・・・・(まぁー、私もそんな一人なのですが・・・)。
私の生まれ育った実家には、神棚をしつらえられ、地元の氏神様、お伊勢さん、お稲荷さん、三輪さんなどのお札を納めたお社を並べ、祖父母や両親が手を合わせてお祀りしていました。
それは、平成の今日でも受け継がれ、私もことある度に手を合わせています。

しかし、核家族化と言われる今日、神棚を祀る家がどれほどあるのでしょうか?
今日のモダンな造りの家やマンションに、神棚などはそぐわないと、あえて神棚を持たない家庭も多いのだとか。
そんな当世においては、地車を曳く者とて、家に神棚や氏神様のお札一枚ない家庭も多いことでしょう・・・・?
さて、昨年は天照大神(アマテラスオオミカミ)を祀る伊勢神宮の社殿を建てかえる『式年遷宮』がおこなわれ、多くの参詣者で賑わうお伊勢さんの様子がテレビなどで映し出されていました。

昨今のパワースポットブームやお伊勢さんの式年遷宮の影響もあり、神社へお参りする人が増え、神社でお守りやお札を買ったが飾る場所がないため神棚を購入するケースが増えているといいます(お守り・お札を飾るという表現はどうだか。テレビではこう表現されていますが・・・)。
それを顕著に示すのが、○○市場などのオンラインショップ。
神棚の販売数は、前年の1.4倍なのだとか・・・・。
また、神棚や神具を扱う店に訪れる、若い夫婦も増加傾向なのだとか!?
とかく、『一年365日が、だんじりじゃー!』という泉州地域のご家庭には、是非とも神棚をお祀りしていただきたく御座候!!

神棚を置き、毎日水を変えて二礼・二拍手・一礼。
手を打てば、感じの良い響き具合に調子のよい自分自身に気づくこともあれば、モヤモヤを抱えていたりすれば、その儀礼もおざなりになることも・・・・。
日頃から、この短時間の動作の中で、自分を省みてみるのも良いのかと。
特に、欲ボケな人にとっては、願い事が叶えば、「これぞ願ったり、叶ったり」・・・・(笑)。
「お伊勢さんは、日本人の心のよりどころ」、「八百万の神々とともに」などという文化圏で生まれ育ってきた私たちにとっては、今一度、この素晴らしい習慣を見直す時期なのかも知れません・・・・。
とにかく、『だんじりを曳く者は、家に神棚くらい祀ろう!』ってなことで、最終回はこれをもちまして終了ぉ~!
毎回、毎回、他愛もない馬鹿ばなしにお付き合いいただき、誠にありがとうございました!
私 だん馬鹿さんは、しばし充電期間に突入!
また『だん通』を書く機会があれば、再びご覧いただけることもあろうかと・・・・?
「それは、神のみぞ知る!」ってなことで、『地車総合サイト だんじり』を今後とも御愛顧下さいますよう、よろしくお願い申し上げます!!
ほな、失礼します・・・・(ペコっ)。
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