茶屋のだんぢり漫遊録

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今年は2台のだんじりが華を添え・・・




すっかり初夏の陽射しが当たり前のようになりました、最近の5月です。

紫外線が強いので、だんじり行事を追いかけ回す日々を過ごしているワタクシも、すっかり真っ黒に陽灼けしています。


今回も、そんな初夏の陽射しのもと行われたイベントの模様をリポートしましょう。




5月14日(土)・・・


神戸市灘区にて行われた『六甲ファミリーまつり』に、例年は畑原のだんじりが参加しているのですが、今年は畑原に加えて上野のだんじりも参加して、一層盛り上がりを見せました。




この『六甲ファミリーまつり』というイベントは、翌日に行われる『神戸まつり』に先駆けて行われるプレ・イベントで、実は灘区のみならず、神戸市内の各区にて行われているもなのだそうです。

そうした神戸市内の各区が、この日は各区内でイベントを行い、翌日は神戸市の中心部に一同に集まって、『神戸まつり』を開催する・・・という図式なのですね。




なので、だんじり以外に様々な地域団体が参加し、パレードを行います。




ここ灘区の場合、午前10時に阪急神戸線・六甲駅の南側にある六甲小学校を出発し、そこから水道筋商店街を通って、阪急神戸線・王子公園駅の北側にある、神戸市立王子陸上競技場(王子スタジアム)前の広場へと集結します。




この日、ワタクシがだんじりと出会ったのは、都賀川の川沿い。
パレードの最後尾に、畑原と上野のだんじりが合流するところからでした。




『神戸まつり』のプレ・イベントであるという事で、名物・サンバチームも参加するのですが、だんじりとサンバチームとのコラボは、ほんの一瞬の出来事でした。




さてパレードの最後尾に合流した2台のだんじりは、そこから水道筋商店街へと入っていきます。

かなり狭い道を曳行中のだんじり。



途中でご祝儀による答礼もあり、パレードの本体とは間隔が開いて行きます。


前回(先週)、『灘のだんじり祭り』にて、だんじりパレードの舞台となった水道筋商店街のアーケード。



再び、だんじり曳行の舞台となります。

畑原のだんじりは『灘のだんじり祭り』には参加していないので、ワタクシ自身としては、畑原のだんじりがこのアーケードを曳行される風景を見るのは今年初めて。




さてアーケードを抜け、阪急・王子公園駅の南側までやって来ました。




『灘のだんじり祭り』ではこの場所がパレードの終着点なのですが、『六甲ファミリーまつり』はその先に終着点が待っています。



そう、王子スタジアム前です。


そのために、王子公園駅のガードをくぐり抜けるだんじり。



けっこうな低さ、道の狭さ・・・



これを抜けると、王子スタジアムの敷地へと入場です。




この王子スタジアムと、隣接する王子動物園、それらをすべて合わせて、『王子公園』というのですね。




上野のだんじりはここから、満を持していたと言わんばかりに、女の子の参加者たちの扇子が一斉に開きます。



華やかさを演出するという意味では、うってつけのアイテムですね!



例年通りの畑原のみの参加ではなく、ここに上野のだんじりも加わったことで、華やかさも倍になりました。




ステージ前でのパフォーマンスもあり、良いイベント空間だと思います。





最後は待機場所にて2台並べて据え置かれた畑原と上野のだんじり。




ちょうどお昼の正午ごろ、だんじり2台の到着をもって、パレードは終了となりました。


この後、『六甲ファミリーまつり』としてのプログラムはステージ前を中心に様々な団体によるものが行われ、夕方頃から解散、だんじりも小屋へと帰路につくのですが、ワタクシはお昼過ぎに退散。


あくまで『神戸まつり』のプレ・イベントなので、土曜日という曜日設定は動かしようがないのですが、このイベントにだんじりがもっと参加したら華やかさも増すのになぁ~・・・というのが、正直な印象ですけどね。




さぁて、ちょっと灘区のだんじりネタが続きました。


次回はまた違うお話をしましょう。


今回はここまで・・・

信濃屋お半悠遊!だんじり録
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