茶屋のだんぢり漫遊録

目次

町の宝が泣いている・・・・

毎度、だん馬鹿です。
今日は1月25日。月末の日曜日、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
巷では、インフルエンザが流行っているとか・・・・。うがい、手洗い、予防接種などで、風邪の予防に努めましょう!

さて、今日は、なんと5台の地車が修理のために工務店へ搬入されました。「大安」のお日柄のいい日でもあり、修理が無事に終わることを願ってのことなんでしょう・・・・。
当サイトをご覧の方の中にも噂を聞きつけ足を運ばれた方もおられるのでは・・・・? 私、だん馬鹿は、昼前まで爆睡してましたので、行くことも出来ませんでしたが・・・・。 

この時期、なかなか地車を見る機会もないので、だんじりファンにとっては喜ばしいことなのかも知れません。しかし、修理をしなくてはならなくなった町の関係者にとっては、この不景気の中、思わぬ出費に頭を痛めているのでは・・・・?
定期的なメンテナンスならまだしも、祭礼時の思わぬ事故のための修理であれば、目も開けていられませんよねぇ~。
くれぐれも事故の無いよう、最深の注意を払い安全曳行に務めると共に、日頃から「どうすれば事故が防げるのか」、「なぜ事故が起こるのか」など、各祭礼団体でも真剣に考えなくてはならないと思います。特に、「やりまわし」中心の曳行が顕著な大阪府泉州地域においては・・・・。

以前、岸和田だんじり会館の職員のMさんに聞いたことがあるのですが、だんじり祭の前ともなると、「どこへ行けば、だんじりをこかしてるのが見れるのですか?」、「どこ行けば、家を壊してるの?」、「どこで電柱折ってるの?」などなど、とんでもない問い合わせ電話が全国各地から掛かるそうです。マスコミの過剰な報道、口コミ、事故のビデオなどの影響もあるのかも知れませんが、歴史ある勇壮華麗な「だんじり祭」が、変に誤解されて伝わっている事が残念でなりません・・・・。

いくら注意していても起こってしまうのが事故。「最速のやりまわし」を求めるのも、だんじり祭の醍醐味かも知れませんが、事故を起こせば元の黙阿弥・・・・。町の宝物、各町自慢のだんじりが泣いていますよ・・・・。
信濃屋お半だんじり通信
<<前の記事 次の記事>>