茶屋のだんぢり漫遊録

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地震じゃないけど、ゆれている・・・・!?

まぁ~いど、だん馬鹿です。
昨日から、風邪気味で、少々熱っぽいれす・・・・。「馬鹿は風邪ひかんやろ!」と、地車研究家のP氏から言われそうですが、ひいてしまったものは仕方がない・・・・。と言う訳で「今日はこれでお終いです」なんて書こうものなら、「そのフレーズは、こないだ使こぉ~たやろ」とまたまた突っ込まれるの間違いないので、今日はまじめに書きますぞぉ~! でも、しんどい・・・・(涙)。

ゆれるているんですよぉ~。それも大激震ですわぁ~。「神戸淡路大震災」クラスの・・・・。でも、地震ではないですけどね・・・・。
「一体何のことやねん?」と思われるユーザーの方もおられるかも知れませんが、実は岸和田のことなんですよ・・・・。

勇壮華麗な『岸和田だんじり祭』。最大の見せ場は、全力疾走のまま交差点を曲がる「やりまわし」。今やその知名度たるや全国規模。昨年も全国津々浦々から約59万人の見物人が訪れました。

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実は、今年の岸和田だんじり祭の日程が決らないんです。取り決めに従えば、敬老の日(9月第3月曜)の前の土・日曜。今年は、9月19・20日。しかし、「お彼岸と重なる」と敬遠する声があるからなんです。

日程の変更は、明治9年(1876)の旧暦から新暦に変わった際に、旧暦の9月14・15日から新暦の9月14・15日に変わりました。
二度目の変更は、平成18年。平成15年(2003)の祝日法の改正で敬老の日が15日から第3月曜に変更された為に、祭礼日が平日になると交通規制や参加者への影響が大きいため、敬老の日の前の土・日曜に変更されました。

今年の敬老の日は、21日。予定通りなら19・20日。しかし、秋分の日が23日で、本宮の20日が「彼岸の入り」と重なってしまうため、祭礼関係の各団体から「神事を彼岸にやるわけにはいかない」と懸念する声が相次ぎ、日程が決まらずにいるのです。
「岸和田だんじり祭」は、五穀豊穣を願って始まった祭礼。また、「お彼岸」はご先祖様を敬う大切な日。意味合いの違うものが同じ日におこなわれるのは好ましくないというのも、うなずける話・・・・。
一週間前倒しにするとか、平日であっても14・15日に行うべきだとか、いろいろ検討されているようです。

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日程が決まらないことには、準備をはじめ各方面との調整もままならない状況。何をおこなうにしても、日程が決定されないことには手が付けられないのです。
全国から多くの観光客も訪れるだけに、地元の商店にしても観光客を当て込んでいる部分もあり、問題も深刻です。旅行会社にしても、ツアーの募集、ホテル・交通機関の手配などもできません。
警備を行う警察も、岸和田警察署だけでは対応しきれないのですから・・・・。

さて、その日程はどこで決まるのでしょうか・・・・? 祭礼関係団体も、祭礼年番や祭礼町会、曳行責任者協議会に若頭責任者協議会、若連に梃子連・・・・、はたまた各町子供会に至るまで、色々存在していますが、『岸和田だんじり祭』の一切を取り仕切る最高運営機関が「岸和田地車祭礼年番」。近日中にも「年番会議」がおこなわれるようですが、果たして決定されるのか・・・・? 最終的には、祭礼年番と祭礼町会の話し合いで決定されるのでしょうが・・・・。

祭礼関係者はもとより、岸和田市民、全国各地のだんじりファン、地車マニアにとっても最重要問題ですよねぇ~。

信濃屋お半だんじり通信
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