宝塚だんじりパレード・リポート《前編》

イベント前日になってのご案内ブログに少々戸惑われた方もあったかも知れませんが、今年最初の大掛かりな『だんじり行事』となった『第5回・宝塚だんじりパレード』ですが、今回はその模様を最新のお写真とともにリポート致します。

遥か愛知県の知多半島では、半田市を中心とした地域で『山車祭』が開催されていた4月14日(土)。
今年は個人的な都合で知多には足を運ばないと決めたワタクシですが、やっぱりこの時期になると、
『あぁ、知多も祭りかぁ…』
などと思う時もあるのですが、今年は行かないと決めたので、その思いを断ち切るかの如く、当日は早朝から宝塚へ。

各町のだんじりの出発から会場までの足取りはまた《後編》にお届けすると致しまして、今回は今年の目玉となった『花のみち』でのパレードの様子を先にお伝えします。
午前11時。
本年参加のだんじりは13台。
その先頭を切って、まずは上中筋のだんじりから『花のみち』へと参入して行きます。

阪急宝塚駅の駅前に広がる、旧ファミリーランドの敷地。
ここを抜けて、宝塚大劇場へのプロムナードの様に整備されたのが『花のみち』であります。

お写真では順次、この『花のみち』へ参入してゆくだんじりをご紹介しながら、お話を続けて参りますよ。

4月には満開の桜が春の訪れを告げるほか、四季折々の花が季節ごとに咲き誇るらしいのですが、それに混じって、さすが宝塚歌劇への気持ちを駆り立てるためか、こんなものも見つけました。

本当に『ベルサイユのばら』かどうかは知りませんが…。

こうした宝塚市の中心部をだんじりが曳行されるのは初めてのはず。

この場所から一番近い地区は川面地区ですが、川面地区のだんじりも祭礼日にこの付近までは曳行しないと思うので、こうした風景は、『宝塚だんじりパレード』ならではの事。

前回のプログでもご案内した通り、ヨーロッパ風を思わせる商業施設の前の道に、だんじりが連なります。

前回まで行われていた『末広中央公園』付近とは明らかに違う風景に、これまで『宝塚だんじりパレード』に足を運んで、正直『見慣れていた』ワタクシも、今回のパレードには魅了されてしまいました。

今年は桜が満開を迎えるのが早すぎて、せっかくこの時期にパレードしているのに『ソメイヨシノ』まったく残ってなかったのですが・・・
折り返し点であるこちら、宝塚バウホール前にはこの通り。

八重桜かなぁ?牡丹桜かなぁ?
花に詳しくないワタクシなので何とも言えませんが、咲き誇る花の前をだんじりが通り過ぎる光景を見る事が出来ました。

さて、こうして『花のみち』を都合2周パレードし、今年の『宝塚だんじりパレード』の醍醐味を十二分に堪能させて頂いたところで、だんじりの列は武庫川の河川敷へと降りて行きます。

この河川敷への降り口がなかなかのタイトコースで、大型な宝塚のだんじりは、みな微妙な舵取りを行いながら向きを変えています。
そしてその間、眼下に広がるのはこんな広々とした風景。

午前中の快晴からは少々雲が増えて参りましたが、遠くに阪急今津線を臨む絶景のもと、だんじりはスロープをゆっくりと下って行きます。

お昼の時間帯に、河川敷へと並んだ各町のだんじり。

この後この河川敷会場では、参加者の皆さんがそれぞれに昼食タイムとなる中、一般からの申込者を対象とした鳴物体験、だんじり曳行体験などが行われました。

しかしそんな心なごむ時間も束の間、午後2時半を回った頃からとうとう雨が落ち始めてきました。
まぁ当初はもっと早い時間から雨予報で、もしかしたら開催自体が危ぶまれた事を思えば、この時間までお天気が持ち堪えてくれた事、感謝すべきなのかも知れません。
河川敷会場でのプログラムを終え、先頭のだんじりが会場を出発したのは午後3時のちょいと前。

これより午後の『花のみち』パレード、そして流れ解散となりますが、その時間のだんじりは各町ともシートで覆われた姿に。
とは言え、雨もそんな本降りにはならず、『傘ナシではちょっと濡れるなー』という感じの降り方。
なので、だんじり曳行に支障のある様な雨ではありません。

午前中の晴れとは違って、午後はしっとり濡れた『花のみち』をパレードしたので、それはそれでまた趣きの違った風景になって、良かったんじゃないでしょうか?
本当にバラでも咲いてたら最高でしたね。
さて、こんな感じで、『第5回・宝塚だんじりパレード』は、午後から雨に見舞われたものの朝からお昼まではお天気にも恵まれ、初めての『花のみち』パレードも大成功となりました。

次回はまた、会場へ向かう各町のだんじりの風景など、『外伝』的なリポートをお届けしたいと思います。
今回はこの辺で・・・
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