ひとまず夏祭シーズン終了

前回お知らせした『eo 関西だんじり秋祭礼』は、お楽しみ頂けてますでしょうか?

ショートムービーは毎週金曜日の更新なので、すでに『入魂式編』がUPされておりまして、筋海町、宮本町、それぞれの入魂式の模様をダイジェストでご覧頂けます。
次回のショートムービーからはいよいよ、祭礼に向けた準備風景をお送りする事となりますので、お楽しみに。
またミニコラムの方は、結局文章を書き始めるとき長くなってしまうクセがあり、『どこがミニやねん?』ていうぐらいブログと変わらないテキスト量となっておりますが、特に『だんじり初心者』の皆さんには、岸和田だんじり祭を見るにおいて知っておいて欲しい事を選んで書き綴っております。
是非お付き合い頂くと同時に、お知らせ活動の方も宜しくお願い申し上げまする・・・
さて、今回は『夏祭シーズン終了』のご報告と、その雑感を書き綴りましょうかね。
まぁ〜しかし今年の夏はどエライ夏ですねぇ・・・
地震に始まり豪雨があって、その後は連日の猛暑、そして変則台風にその後また猛暑・・・
思えば豪雨が上がったその日の早朝が宮本町の入魂式で、気持ちよく晴れ上がった快晴のもと行われまして、この日が、今年の猛暑の始まりだった気がしますね。

前に、夏祭シーズンの『中間報告』で、福島区の海老江のあたりまでお話をしていたので、今回はその後半。
連日うんざりする様な暑さの中、7月19日(木)・20日(金)は福島区の野田恵美須神社の夏祭。

平成に入り、大阪市内やその周辺でも多くのだんじりが新調されていますが、そんな新調だんじりに多大な影響を与えているであろう、野田恵美須の宮付だんじり。

写真は20日の宮入りの模様です。
そして21日(土)・22日(日)も、各地区で多くのだんじりが曳き出され、暑い暑い夏の二日間を彩りました。

八尾市の佐堂にて長年にわたり眠っていただんじりを購入して復活させた、旭区の中宮。

このだんじりを甦らせて3回目の夏祭を迎えています。
秋祭の時には盛大なパレードで知られる東大阪市の稲田も、小規模ではありますが夏祭を挙行しています。

稲田橋本だけは1週間早く祭礼をおこないましたが、それ以外の4町は7月22日(日)のみ曳行。
朝から神社に4台のだんじりが宮入りしました。

稲田では、夏祭は町内に舞台を組んでだんじり囃子を演奏しながら、夜店やバザーなどを行うのは以前から行われていて、年を追うごとにだんじり曳行の気運も高まり、今年は4町が同日に夏祭を行うまでに至りました。

そろそろ来年には、稲田橋本も加えて同じ日に行いましょう・・・なんて事にはならないですかねぇ〜?
そして、24日(火)・25日(水)はご存知『日本三大祭』のひとつ、『天神祭』であります。

だんじりが主役の祭ではないとは言え、天満宮の境内には例年通り、『天満の三ツ屋根だんじり』が据え置かれ、24日は終日だんじり囃子。
翌25日は夕方から『陸渡御』にて曳行され、老松通り→梅田新道→市役所→中央公会堂と、大阪の中心部にその姿を刻み込んでいました。

さて、夏祭といえばどうしても大阪市内を中心とした、いわゆる『大阪夏祭』が一番に思い浮かびますが、それ以外の地域でも夏祭は行われます。

7月14日(土)・15日(日)には柏原市の各地区も夏祭で、猛烈な暑さとなった柏原駅前で盛大なパレードが行われました。

写真は14日(土)の夕方から夜にかけて行われたパレードの様子です。
柏原駅前以外にも同じ柏原市の安堂・・・

柏原市のお隣・八尾市は垣内も夏祭。

7月28日(土)・29日(日)は台風12号が接近、上陸する中、太子町の山田では、南河内唯一の夏祭が行われました。

写真は28日(土)の夕方に行われた『役場前パレード』の様子で、台風接近に備え、例年より時間を早めて行われました。

この台風12号は気圧配置の影響で進路が例年とは異なり、前代未聞の東からやって来る台風となって近畿に接近、上陸を果たしました。
そのため、28日(土)・29日(日)に予定されていた、奈良県広陵町の『大和鉄道開通100周年イベント』や、29日(日)に予定されていた『吹田まつり』が中止となる影響が出ました。
そしていよいよ『大阪夏祭』としては最後を飾るのが、7月31日(火)・8月1日(水)にかけて行われる、生野区の清見原神社、東成区の深江稲荷神社、西淀川区の野里住吉神社それぞれの夏祭です。

特にワタクシは2日間通して野里に身を置いておりまして、毎年『大阪夏祭最後の夜』は野里で迎えています。

さらにその翌日は、尼崎市の貴布祢神社で、恒例の『山合わせ』が執り行われました。

貴布祢神社西側の二車線道路には、8台のだんじりが中央のヤグラを挟んで4台ずつ南北の陣に分かれて、それぞれの組み合わせで対戦。

手に汗握る全16回戦を無事故で終了し、6月の下旬から1ヶ月以上にわたり繰り広げられた各地の夏祭の最後を飾りました。
以上駆け足で、まぁとても全部はご紹介し切れませんが、ザッと今年の夏祭の様子を振り返りました。
まだ本日は『まつばら市民まつり』、明日には『東成区民まつり』が行われますが、ひとまず『夏祭』としては、終了と申し上げてよろしかろう。
毎年、夏祭シーズンを奔走しているうちに8月に突入しています。
今年の連日の猛暑はいまだ衰えが見えず、いつまで続くのか出口が見えない状況です。

くれぐれも、熱中症には気をつけて頂き、元気にこの夏を乗り切りましょう。
9月の岸和田だんじり祭は、刻一刻と迫って来ております。
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