茶屋のだんぢり漫遊録

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大阪夏祭り

泉州やその他地域の方からは馴染みがないかと思いますが、実は大阪市内には沢山の地車と祭りがあります。

その中でも地車が出る祭りとして一番有名なのが平野郷の夏祭



杭全神社の例大祭で、土日関係なく毎年七月十一、十二、十三、十四の四日間行われます。
毎年盛大に平野九町の地車が賑やかに曳かれますが、実は最初の十一日と十四日には神輿と太鼓台が担がれ、中日である十二、十三日に地車が曳かれます

余談ですが、毎年何人かの友人から、今日は平野地車出てる?と電話で聞かれますが、恐らくラジオで25号線の通行止のお知らせを聞いているので、いつが地車か分からずに尋ねて来るのかな?と解釈しております。



さて、平野郷と呼ばれる環濠集落が昔はあり、ここで自治都市を形成していた名残があり、今も碁盤目の通りと古い町並みが残り、そこを平野型と呼ばれても過言ではない平野形式の地車が所狭しと走り回ります。

平野独特な祭礼様式に囃子、正にこれぞ平野の祭り。



大阪の祭りに詳しい古老の方の言い伝えによると、この祭り様式は実は住吉大社や堺宿院の祭り様式と同じであったとかなんとか、、

僕の祖父が若い頃杭全神社近くで仕事をしており、聞いた話しによると昔は若い衆は全員フンドシであったそう。

そんな魅力たっぷりの平野の祭り、とにかく熱いしアツイ!



泉州人の僕らは毎年祭り終わりに、役職の人や又は熱き若者が涙する姿を見ることが出来ます。
僕もエエ歳のオッサンですが、まだ毎年泣いてる泣き虫野郎です笑



大阪市内で祭り終わりに泣いてる男を毎年見るのは、僕の記憶によると平野と海老江くらいかな、、?

まあ、それくらい各町の男は祭りにアツイ印象で、実際当地車総合サイトのスタッフの一人に平野某組の若者がいますが、彼も祭りにアツイです。



さて、平野郷の祭りの見所は、大きく有名なのが二つ存在します!

一つは地車曳行初日の夜、南港通にてパレードが行われ、二車線に九台の地車が埋まります!

もう一つは一大行事、杭全神社への宮入りです
夕方6時頃から夜中まで一台ずつ地車が鳥居前で各町が趣向を凝らし、夜中まで熱狂的に宮入りが行われる様は正に圧巻!



そんな平野郷の夏祭り、泉州の地車と祭りしか興味ないねん
とか言う方も、ぜひ一度はご覧になってみてください^_^



色んな地域の熱き祭りを知る事で、自分の中の見識が広がり、人生は豊かになりますよ!

それでは皆さん、いつもありがとうございます^_^

日本の祭礼伝統文化に感謝

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