茶屋のだんぢり漫遊録

目次

初詣のつぎは、七草がゆにえべっさん・・・・

うぅ~っ寒い、寒さに震える今日のだん馬鹿でおますはうー

皆さぁ~ん、おまちどおさまでした! 今日は、本サイト新春恒例『お年玉キャンペーン』の当選発表の日。
もう、当選者の発表はご覧いただけましたでしょうか?

》》当選発表を見る

当選された方は、おめでとうございました。
惜しくも外れた方々は、また次の機会にご応募の程を・・・・。
!なお、当選された皆さんには弊社より当選通知メールが届きますので、必要事項を記載の上、メールの返信を必ずお願い致します。せっかく当選されても、賞品が届きませんよぉ~!!


さて今日は、1月7日(木)。今年も、もう一週間が経ってしまいました。
今日は、「七草がゆ」を食べる日。
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの7種類の野菜を刻んで入れた「粥(かゆ)」を食べ、邪気を払い万病を除くという古来からの風習です。
呪術的な意味ばかりでなく、正月のおせち料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能もあるようです。
近年では、『七草がゆセット』がスーパーなどでも売られています。皆さんも、お試しあれ!!

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お屠蘇気分の抜けきらない、正月ボケした頭には、効くかどうだかわかりませんが・・・・(笑)。

この前、初詣に出かけたと思っていたら、街の彼方此方で、○○神社『十日えびす』と記された看板やポスターなどを見かけます。
あさって9日の「宵えびす」、10日の「本えびす」、11日は残り福の「残りえびす(しまいえびす)」。七福神の一人、恵比寿様のお祭りです。

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えべっさん(大阪では親しみを込めてこう呼びます)は、左脇に鯛を抱え、右手に釣竿を持ち、もともと漁業の守り神であり、海からの幸をもたらす神として古くからを信仰されています。
時代が溯るにつれ、えべっさんは、いつしか福徳を授ける神、商業の繁栄を祈念する神として、今日も人々から厚く信仰されています。
ちなみに、えびす信仰は西日本を中心としたもので、関東を中心とした東日本では奉られていないのだとか・・・・!?。

この「えべっさん」、実は私たちがこよなく愛する地車にも彫物の題材として取り入れられているのです。
それは、七福神の一人であったり、大国様と対であったり、とにかくお目出たい題材、またその土地の神社の祭神として彫られていることが多くあります。

その中で、地車愛好者・地車中毒者の方々からも「大阪屈指の上だんじり」として名を馳せている、大阪市福島区野田恵美須神社 宮付地車中の地車(「野田」・「野田玉川」・「御神車講」・「地車中」などとも呼ばれています)にも、えべっさんが刻み込まれています。

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もちろん、神社の祭神は恵美須神。
この地車の大屋根正面の車板から枡合、虹梁にかけて『鯛を釣る恵美須様』が見事に彫り上げられています。

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昭和7年に完成したこの地車。製作大工は《絹屋》絹井楠次郎、彫物は当時、神戸市脇ノ濱一丁目に居を構えていた富山県井波出身の名工 川原啓秀 師の手によるもの。

大屋根の正面に彫られた『鯛を釣る恵美須様』はもちろんのこと、《川原》一門の手による彫物の数々は、目を見張るほどの出来映えぎょ

例年1月9日~11日におこなわれる野田恵美須神社「宝之市大祭」では、境内にある地車小屋を開け、地車囃子の奉納がおこなわれています・・・・(地車中毒者のみなさんは、もうご存知ですよねぇ~!!)。
時間は、連日夕刻~21時頃まで(地車小屋は昼過ぎから開いているかも?)。

今年の『えべっさん』は、土・日・祝の三連休。
近畿各地には、えべっさんをお奉りした神社が多くありますが、名地車「野田」のだんじりを見物がてら、野田恵美須神社を訪れてみてはいかがでしょうか・・・・。
来年は、『お年玉キャンペーン』に当たるかも・・・・?
信濃屋お半だんじり通信
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