えぇ~、こんなとこにもだんじりが・・・・?????
毎度、だん馬鹿っす

「だんじり通信」をご覧の皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
今朝からの冷たい雨

「さぶい」と言えば、前回の「だん通」での番号持ち盗難事件も、寒い話でした。
ご覧いただいた多くの方々から、「えぐいことする奴もいますね」との反響をいただいております。
このブログを見ている人の中にそのような人はいないと思いますが、日々罪悪感に苛(さいな)まれながらの生活ほど辛いものはありません。早いこと返して、楽になりなはれ・・・・!
さて今日の「だん通」は、地車愛好者にとっては未曾有の苦しみに苛まれるような内容でお届けしましょう。
2月13日から15日にかけて、所用のために和歌山県新宮市と三重県熊野市を訪れる機会がありました。
新宮・熊野と言えば、昨今、世界遺産「熊野古道」で特に有名。
14日の午前中、少々時間が空いたので、訪れていた熊野の街を散策することにしました。
ぶらぶらと街の中を歩いていると、街のあちらこちらに写真を入れた額が飾られていました。
熊野でおこなわれている行事や名所などを紹介しているようで、地元のアマチュア写真家らの撮影したもののよう。
ふと目にした一枚の写真には、三段重ねのふとんを載せた太鼓台の写真が・・・・。

どうやら、地元の木本神社でおこなわれる秋祭りで担がれているもののよう。
「ほなら、いっぺん宮さんまで行ったろかい!」と、地図で神社の場所を探し、レッツゴー!
歩くこと10分、木本神社を発見!

なかなか味わい深い趣きの神社。
これもなにかのご縁かと、まずは参拝。
大きなご神木のそびえる境内には神輿蔵も・・・・。
そして、「木本神社の祭礼」と記された高札を発見。そこには、なんと『だんじり』と書かれているではないか・・・・。

『だんじり』と書かれていれば、これは調査せざるをえまい。
さっそく社務所を訪ね、出てこられた奥様に質問。
祭礼は、例年10月の体育の日におこなわれているらしく、末社で御旅所でもある新出町の稲倉稲荷神社へのお渡りがあるのだとか。
ふとん太鼓や太鼓台も「だんじり」と呼び交わされている所も多いので、先程写真で見た「太鼓台」のことかと思いきや、そちらは『よいや』と言うらしい。
それならば、「だんじり」と呼ばれているものが、我々が普段から目にしている「だんじり」と同型なのかと、岸和田を例に出して訪ねたところ、祭礼当日は大忙しでゆっくりと見たことがないらしい(それはごもっとも)。
「そんな立派なものじゃないと思いますよ」と仰っておられました。
ただ、「だんじり」は、稲倉神社のある新出町の人々により曳かれているとのことでした。
境内にある神輿は、お渡りが終わって神社へ戻ると、揺らすは、放り投げるはの暴れ振り様と教えてくれました。
他にも『六方行列』という、奴さんの行列もおこなわれており、こちらは熊野市の無形文化財に指定されているのだとか。
なにか、心の中にモヤモヤしたものを残しつつも神社を後にした次第。
それからも、木本神社で曳かれている「だんじり」はいったいどんな姿形をしているのか、気になって仕方がない。
「ほなら、お次は稲倉稲荷神社じゃい」と思ったのも束の間、残念タイムアップ・・・・(トホホホホ~)。
用事とあらば仕方ない。新宮・熊野滞在は、明日15日まで。
「都合をつけて、出直しやぁ~」と、しばし熊野の街を後に・・・・。
さて、この続きは次回の「だんじり通信」でお届けします。
その結末やいかに・・・・? これぞ未曾有の苦しみ。
次回をお楽しみに!!
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