茶屋のだんぢり漫遊録

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士気高揚と子供らの笑顔に・・・・、深井澤町入魂式

毎度、だん馬鹿っすチョキ

この週末からは、天気も下り坂曇りのち雨。そろそろ、「梅雨入り宣言」も出される頃。
毎日、うっとうしい梅雨空とにらめっこする季節がやってくると思えば、気分も憂鬱。
なぁ~んか、スカッとすることはないかと思う今日この頃・・・・。
やっぱ、コカコーラジュースなんですかねぇ~(なんのこっちゃ)。

今日の「だんじり通信」は、6月6日(日)におこなわれた、堺市深井地区 深井澤町地車の修理完成入魂式レポートなのですが、本題に入る前に、当日起こった事件をひとつ御紹介・・・・。

野々宮神社での入魂式が終わり、御披露目曳行が始まった頃、たまたま先回りして、友人のいる深井東町を表敬訪問した私。
車を会館横に駐めようと思ったら、パトカーが一台。駐禁の取締かと、別の場所に車を駐め、友人のところへ。
聞けば、会館の前で町内の者がひったくりに遭ったんだとか。
後日、テレビで、東町の半被をひったくった者が散髪屋さんから半被を着て出てきたところを御用になったことが報道されていました。
よっぽど、東町の半被が欲しかったんでしょうか…?

さて、話しは本題の深井澤町の入魂式レポ。

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事前情報によると、「やりまわし」は入庫前の深井駅前周回の時だけと聞いていたのですが、「ひょっとしたら・・・・」の言葉が頭の中を駆けめぐり、とりあえず早朝から澤町の地車小屋を訪問。
後梃子の組頭を務めるT橋君に再確認すれば、やはり「やりまわし」は駅前周回時だけだとか・・・・。

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午前7時の出発を前に、青年団の準備体操が始まったのを見とどけ、入魂式の神事がおこなわれる氏神 野々宮神社へ先回り。

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程なく、纏を先頭に、澤町の地車が野々宮神社に到着。

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神事が厳かに始まりました。

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今回の修理は、前柱の交換。
大規模な修理ではないものの、今年、澤町は深井連合の当番町にあたり、それを機に修理をおこなったとか(同町T埜氏談)。
当番の年でもあり、10月の祭礼本番を前に、町内が一丸となって祭りに取り組めるよう、士気高揚を目的に入魂式・御披露目曳行がおこなわれたのでしょう・・・・!?

多くの見物人が見守る中、神事を済ませた地車は、御披露目曳行へ出発。
まずは、深井東地区三町を表敬訪問。

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深井畑山町・深井東町・深井水池町の順番に訪問。いずれの町も地車小屋から地車を出し、鳴り物付きのお出迎え。
三町の内、某町は澤町の地車を追いかけるように、お見送りする一幕もありました。

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その後は、地元深井澤町でもある深井駅前を周回。

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「やりまわし」を一目でも見ようと訪れた地車ファンの熱っ~い視線の中、豪快な「やりまわし」を4発披露。

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少しヒヤッとする場面もありましたが、無事の御披露目曳行を終え帰町。

しばし休憩の後、子供らを対象にした「幼児曳行」がスタート。
日夜、「やりまわし」中心の深井地区の祭礼にあっては、子供たちもなかなか綱を持つ機会もなく、後継者育成には恰好の計らい。
少子高齢化問題が叫ばれる中、伝統ある地車文化の継承も課題のひとつ。

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綱を持つ子供らの笑顔に安堵し、深井の町を後にしました・・・・。

信濃屋お半だんじり通信
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