茶屋のだんぢり漫遊録

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うっとうしい梅雨空と永和の夏祭り・・・・

毎度、だん馬鹿ですチョキ

うっとうしい空模様の一日、いかがお過ごしでしょうか?
今日7月11日は参議院選挙。皆さん、投票には行かれましたか・・・・?
選挙結果も気になるところですが、もうひとつ気に掛かるのが『FIFA ワールドカップ』決勝戦のゆくえ。
決勝のスペイン対オランダ戦は、12日早朝3時30分キックオフ。
日本が敗退した以上、もうどぉ~でもいいんですが・・・・笑。

いよいよ、熱く燃え上がる大阪夏祭りも本格化。明日12日からは平野区杭全神社をはじめ、大阪市内各地はもとより、東大阪市・柏原市などでも地車の曳行がおこなわれます。

何の因果か、6月末から始まった夏の地車まつりも、週末ともなれば雨模様。
3日の土曜日は、守口市大枝・大阪市東住吉区 育和の祭礼もあいにくの雨・・・・。

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4日の日曜日は、何とか天気に恵まれたものの、7月7日木曜日におこなわれた奈良県橿原市 奥田の「蓮取り行事」もあいにくの天気。

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例年なら、夕刻からの曳行までは、飾り付けられた地車も留め置かれているのですが、雨が上がった夕方まで、地車小屋の中でビニールシートがかけられた状態。

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幸にも、夕刻からの地車曳行時には雨も上がり、予定通り、村中を曳行。撮影に支障もなく、帰ってくることができました。

そして、今日も午前中から時折大粒の雨が降るあいにくの空模様。
何が怖いかとい言うと、撮影機材の水濡れによる故障。祭礼が集中する今週末までは、1台たりとて故障も許されない状況。
早くも、3日にはビデオカメラ1台が故障の憂き目に・・・・(涙)。
そんなこともあろうかと、天気の良かった昨日の土曜日には、昨日・今日と祭礼がおこなわれている所は、ひとまず撮影を完了。

私 だん馬鹿さんも東大阪市永和へと撮影に赴いてきました。

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永和の地車は、来年の地車新調を控え、現地車での夏祭りもこれが最後。
秋祭り・昇魂式とこの地車を見るチャンスはまだまだあるものの、今後の撮影計画で、どんな具合になるかもわからず、とりあえず「行ける時に行っておけ」ってな案配。

昨日の曳行は午後3時からでしたが、私が現地に到着したのは午後5時頃。夕方の休憩時間をはさみ、午後6時曳行再開。

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元気いっぱいの子供らに曳かれた地車は、下町情緒の残る永和界隈をご祝儀を集めながら、ゆっくりと曳行。

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ご祝儀をいただいた家々の前では、感謝の気持ちと家内安全を祈念して「手打ち(大阪じめ)」がおこなわれていました。

曳行中、町の彼方此方で、来年の地車新調に関する看板を目にしました。

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地車新調とて町民一人一人の理解があってこそ成し得る話し。住人が一丸となってこそ。
町内の方々も、どんな地車が出来上がるのかと、今から愉しみにしていることでしょう。

そして、地車について歩いていると、私に声をかけてきた青年が一人。
聞き覚のある声に振り返れば、そこにはなんと、永和の新調地車の彫物を手掛けている若手彫物師 山本陽介 師の姿が・・・・。
山本 師とは、《木彫筒井工房》入門時からの顔見知り。
その後、一門の《木彫岸田》にて修行を続け、今年晴れて一本立ち。
現在は、地元富田林市にて作業場を構え、永和の新調地車が師にとっての門出とも言える大仕事。

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「永和の方々の情熱溢れる新調への思いを親志に受け止め、誠心誠意頑張ります」と、山本 師が力強く私に語ってくれたのが印象的でした。

ちなみに永和の夏の地車曳行は、昨日・今日のほかに、氏神様である都留禰神社への宮入りがおこなわれる7月15日(木)も・・・・。
15日は、午後6時30分に曳行スタート。

現地車での最後の夏祭り、下町情緒溢れる永和の地車曳行を見に行かれてはいかがでしょうか!

信濃屋お半だんじり通信
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