茶屋のだんぢり漫遊録

目次

「岸和田だんじり祭 九月祭礼」の閉幕と、「地車文化」の隆興・・・・

まぁ~いど、連日の撮影疲れでヘロヘロヘロッピのだん馬鹿さんでおます。

やっと終わった『岸和田だんじり祭 九月祭礼』。
17日(金)から19日(日)の三日間、撮影地獄と自町の試験曳き(堺市津久野地区)でグロッキー状態。

昨日は、兵庫県尼崎市築地地区の「山合わせ」の撮影と休む間もなし。
これから11月初頭まで、週末ともなれば撮影三昧の日々。
地獄の責め苦と闘いながら、今年も「秋祭り」の季節が終わるのでしょうか・・・・(涙)。

さて、好天に恵まれた今年の『岸和田だんじり祭 九月祭礼』。

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府警岸和田署の今年の人出予想は、昨年を1万人下回る55万人。
そして、岸和田市と岸和田署がまとめた2日間の見物客らの人出は、ドンピシャ55万人。
まぁ~、実際に一人一人を数えている訳でもないので、正確な数字は解るはずもないのですが・・・・。

私が気になるのは、日を同じくしておこなわれる旧市地区・春木地区、それぞれの人出発表は旧市地区だけで、春木の数字はないとの声も・・・・。
旧市地区の知名度は、今や全国区。
かたや春木地区は、旧市地区と比べ、見物に訪れる人も少なく、時間帯や場所によってはガラガラの時も・・・・。
なぜ個々に発表がおこなわれないのかと首をかしげたくなる私 だん馬鹿。

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以前は、サンテレビやテレビ大阪などのだんじり祭り番組でも春木地区の曳行風景が映し出されていたにもかかわらず、最近ではほとんどが旧市地区。
「岸和田だんじり祭始まる!」と書かれた新聞記事の写真も、どれもこれも旧市地区の地車。

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私は、春木地区のビデオ撮影を担当することが多いのですが、もっともっと春木地区に頑張ってもらいたいのです。
もっともっと、春木の地車を見に行ってもらいたいのです。
春木地区でも、旧市地区に負けず劣らず、豪快な「やりまわし」がおこなわれています。
青年団・後梃子・若頭・年番など、いずれの人々も、祭への取り組み方は負けず劣らず・・・・。

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そして、「岸和田旧市地区だけがだんじり祭じゃない!」。
近畿一円にはおよそ900台もの地車が存在し、その土地土地での祭礼模様を繰り広げているのです。
曳行形態・地車の形・祭の歴史・町の人々の祭礼への取り組み方は違えども、「だんじり祭は、だんじり祭」なんです!!

岸和田旧市での「だんじり祭」の知名度だけが先攻し、近畿一円に広がる地車文化が衰退しては、我々「地車文化」をこよなく愛する者にとっては寂しい限り。

5月の神戸、7月の大阪、そして9月から11月上旬までおこなわれる近畿各地の「だんじり祭」。
当サイト『だんじり』では、岸和田旧市のみならず、泉州地域はもとより、大阪府下、近畿一円の「だんじり祭」を今後も徹底取材!!
「地車文化」の知名度を、全国レベル、いや世界レベルに引き揚げたいと願う昨今・・・・。

毎年、「岸和田だんじり祭 九月祭礼」の終わりと共に、いつも考えさせられるのが旧市と春木の較差。そして、各地の「地車文化」の今後・・・・。

願わくば、このブログをご覧になられた新聞・テレビ・ラジオをはじめ、各マスコミ関係者の皆様方、近畿一円のだんじり祭を紹介してやってください!
そのための協力は、惜しみませんぞぉ~!!
その代わり、うちのサイトも少しは宣伝してねぇ~(笑)。

信濃屋お半だんじり通信
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