茶屋のだんぢり漫遊録

目次

大阪市内の某所にて、これぞ安田卯ノ丸・・・・!?

まいど、だん馬鹿れぇ~すチョキ

2月に入り、公私ともに慌ただしい日々を送っている私・・・・。
そんなことは言いわけにはならないものの、今日の「だん通」が今月最初の更新。
今月は28日までしかないのにも関わらず、8日になっての初更新。
これではユーザーの皆様方にも申し訳ないちゅうことで、ネタ切れに喘げ私も獅子奮迅、ちょっとは気合いの一発も入れて、今月中にあと4回以上の更新をお約束!!
ちなみに、「約束は、破るためにある」ことを肝に銘じていただいて、ほな今日の「だん通」の始まり始まり・・・・(我ながら、ええかげんな・・・笑)。

まずは、この写真をご覧いただこう!

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この写真を見て「ピン!」ときた人は、地車彫刻に興味のある人か、この彫刻の在処を知っている人か・・・・?
彫物の全体が写っていないのが、少々残念なのですが、おそらく『岸和田型』地車の小屋根枡合ではないかと・・・・。

さらに人物のアップをご覧いただこう!!

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なかなか味わい深い人物の表情。
「ピィピッピン~!」ときた人は、なかなかの強者。
この顔、このノミ跡、ひょっとしたらひょっとして・・・・。

そう、明治期に活躍した彫物師、二代目高松彦四郎こと安田卯ノ丸、あるいはその弟子の一人、寺田(保田)宇ノ松の作ではあるまいか・・・・?
私 だん馬鹿さんは浅学のため、少々自信もないのだが、和泉彫《高松》一門の流を汲む彫物師の手によるものには間違いなし!・・・・(間違ってたらゴメンなさい)。

さて、地車彫刻ファンの方々のお尻がムズムズするようなこの彫物を間近に見られる場所があるのです。
まぁ~、ピンときている人にとっては言わずと知れた場所なのですが・・・・。

そこは、大阪市東成区玉津にある、「だんじり喫茶」として知る人ぞ知る喫茶 峰
大阪市内はもとより、東大阪、泉州、北摂、北河内に南河内、兵庫県からも、だんじり好きの常連客がやってくる喫茶店。
まず目を引くのが、店の外に置かれた地車の屋根の破風。

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恐る恐る入り口のドアを開け、店内に足を踏み入れると、小柄なマスターが満面の笑みで「いらっしゃぁ~い」。

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店内に目を向ければ、至る所に地車グッズがずらり。

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常連の地車好きの方々が持ってきた、提灯・うちわ・ポスターにカレンダー・写真の数々、ミニだんじりにとどまらず、ホンマモンの彫物だってゴォ~ロゴロ。

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そう、ここがだんじり好きの溜まり場、地車喫茶 峰なのです。

先に紹介した彫物も、聞けば、私も知っている某市某町の某氏が持ち込んだものなんだとか。
その出所は、又の機会に本人から事情聴取するとして、地車を見る機会の少ないこの季節、地車中毒症候群・その保菌者の皆さん、是非一度、地車喫茶 峰へ足を運んでみませんか!
地車の話しとなると、仕事そっちのけで、あぁ~やこぉ~や。
彼方此方の地車好きが集まるだけあって、情報の宝庫。
気さくなマスターから、面白い話しが聞けるかもしれませんよぉ~。
ただ、うわさ話や怪情報が飛び交うことも多々ありますが、それには御注意のほどを・・・・(笑)。

では、今日はこのへんで・・・・。
マスター、宣伝しといたでぇ~!!

喫茶 峰
住所:大阪市東成区玉津1-5-1
電話:06-6974-9024
定休日:日曜日
営業時間:午前8時~午後11時

信濃屋お半だんじり通信
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