茶屋のだんぢり漫遊録

目次

夏の訪れを告げる、奥田のだんじり・・・・

どもぉー、だん馬鹿ですチョキ

あす7月10日(日)は、当サイトも発起人に名を連ねる「関西地車交流会」主催、『東日本大震災チャリティー地車見学会』がおこなわれます。

>>見学会の詳細を見る

私 だん馬鹿さんも、スタッフの一人として毎回参加しているのですが、気がかりなのが空模様。
前回のように開始直後に雨が降り出すなど、開催の決定には毎回頭を痛めるばかり・・・・。

幸いにも昨日、気象庁が四国と中国・近畿・東海が梅雨明けしたとみられると発表。
天気予報も、明日は晴れマーク。太陽太陽太陽
しかも、気温は30℃を越え、真夏日なんだとか。
くれぐれも、水分補給・暑さ対策に万全を期し、ご参加・ご協力いただきますようお願い致します。

さて、昨日・今日の好天がウソのような7月7日(木)、朝から降りしきる雨の中、奈良県大和高田市奥田でおこなわれる「奥田の蓮取り行事」へ行ってきました。

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「蓮取り行事」と云うものの、お目当ては年に一度、この日に曳行される奥田の地車を見るため。
曳行時間は夕方6時半。いつものことながら、それまでの時間は、恒例の大和高田周辺神社仏閣ブログネタ収集活動・・・・。
午前中におこなわれている「蓮取り行事」には目もくれず、同行の河内長野在住のK氏に連れられるまま、大和高田周辺の神社仏閣を訪問。
今年も、すっごぉーいもん見てきましたので、機会があれば「だん通」で紹介したいと思います。まぁー、首を長ぁーくしてお待ち下さい!!

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奥田へ辿り着いたのは、午後4時を回った頃。
少々小降りにはなっているものの、雨は降り続き、お目当ての奥田の地車にはスッポリとビニールシートがかけられたまま。
聞けば、午後6時に曳行の有無を判断する予定とか。

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ひとまず奥田を離れ、とある神社を訪問。
奥田へ再度戻って来た頃には、雨もポツリポツリ。傘をささずとも、歩ける状況。
ここ数年、朝から雨が降っていても、夕刻の曳行時間には雨が上がっているという、摩訶不思議な状況。
曳行中止、速やかに撤収かと思いきや、今年も雨はきっちり上がってくれました。

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午後6時30分、老いも若きもが法被姿で続々集合。
ビニールシートが外され、提灯に灯が点されました。

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いよいよ、村落を曳行開始。
午前中からの雨が災いしたのか、いつもなら多くの地車ファンが集まっているのに、今年は私を含め5人のみ。

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木の心棒と台木が擦れ合い、「ギュウイィーン、キュイーン」の音を響かせながら、子供らに曳かれた地車は、ゆっくりゆっくりと村内を進んで行きます。

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時間が経つにつれ日もどっぷりと暮れ、ほのかに灯る提灯の明かりが情緒を醸し出し、村祭りの風情たっぷり。
失われてしまった、日本の原風景と言った感じ・・・・。

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途中、暫し休憩。子供らはここで解散。
太鼓の音が止めば、蛙の鳴き声があちらこちらから聞こえてきます。

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曳行が再開され、しばらくすると恒例の打ち上げ花火の開始。
「蓮取り行事」のおこなわれる池の堤防から、夜空に大輪の華。

奥田の祭りが終われば、本格的な夏が訪れます・・・・。


信濃屋お半だんじり通信
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