茶屋のだんぢり漫遊録

目次

明日、野田恵美須でお逢いしましょ・・・・

どもぉー、だん馬鹿ですパー

梅雨明け宣言とともに、連日のうだるような暑さ。太陽太陽
暑さに弱い私にとっては、毎日が地獄・・・・。

大阪市内を中心に、熱く燃え上がる夏まつりでのだんじり曳行も今がたけなわ。
今日・明日は、西淀川区姫島神社と福島区野田恵美須神社の夏まつり。

これから見に行く方、見に行って来た方、明日出かける予定の方も多いのでは?
なんと言っても私のおススメは、野田恵美須神社 野田のだんじり
地車・地車彫刻ファンには、必見の一台!

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数ある地車の中、特に上地車の中では名地車中の名地車。

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昭和7年に、岸和田の《絹屋》絹井楠次郎の手により製作された『大阪型』地車で、その重厚感や彫物の多さは、当時の大阪市内の地車とは比べものにならないと云っても過言ではないでしょう。
彫物は、富山県井波の川原啓秀をはじめ、《川原》一門の作。
当時、川原啓秀は神戸に「川原彫刻所」の看板を掲げ、神社仏閣・播州の屋台・淡路の太鼓台をはじめ、神戸市内の地車などの彫刻を作事されました。

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この野田の地車彫刻は、この野田の地で作業場を構えて仕事をこなしたと云われ、特に屋根の「獅噛み」や野田恵美須神社の祭神「えべっさん」にちなんだ大屋根正面車板の「鯛を釣る恵美須」は、師の名作中の名作と云えるでしょう。

さて、地車もさることながら、この野田恵美須神社の例年7月20日におこなわれる本宮の宮入りは見どころたっぷり。
今日、7月19日宵宮の宮入りは、地車と枕太鼓の2台だけですが、明日の本宮は以前にこの『だんじり通信』でも紹介した「鯛鉾」「すずめ踊り」の宮入り・奉納がおこなわれます。

本宮の明日、午後から宮出した鯛鉾・地車・枕太鼓は、氏地を巡行し、陽も落ちた夕刻から順次宮入りします。

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鯛鉾が午後7時、続いて午後7時30分から「すずめ踊り」の奉納。

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そして8時10分にはお目当ての地車が宮入り開始。

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そして、8時40分に宮入りの最後をつとめるのが枕太鼓・・・・(写真がなくて申し訳ない)。

このようにバラエティーに富んだ宮入り風景も、なかなかのもの。
時間に余裕のある方は、是非とも最後までご覧あれ!

ちなみに、この野田恵美須神社からほど近い西淀川区姫島神社の大・中・小 3台の地車が宮入りを開始するのが午後9時ごろ。
うまく移動すれば、豪華地車宮入りツアーの完成。こちらもまた、おススメ・・・・。

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両神社ともに露店も多く、家族連れでも充分楽しめること請け合い。
たまには、会社帰りに奥様と待ち合わせして、一緒に出かけてみるのもエエかも。

私も明日は、野田恵美須に姫島神社の豪華地車宮入りツアーを敢行しようかと考え中。
まぁー、それも当サイトの撮影の仕事になっちゃうんですけど・・・・。

ほな、明日、野田・姫島でお逢いしましょ・・・・。

信濃屋お半だんじり通信
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