調査はまたもや来年に持ち越し、東淀川区柴島神社のだんじり・・・・
どもぉー、だん馬鹿です

天神祭が終わり、今週末の南河内は太子町の祭礼が終われば、熱く燃える大阪の夏祭りも終盤へ突入。
残るは、生野区清見原神社・西淀川区野里住吉神社、そして尼崎市貴布禰神社で夏のだんじり祭は終わりを告げます。
今年も、あちらこちらへ地車の曳行風景を撮影しに出かけているのですが、撮影部隊のスケジュール調整との兼ね合いもあり、見たい地車にお目にかかれないことも・・・・。
昨年7月15日、生野区巽神社の本宮の宮入り当日、ひょんなことから知ることとなった東淀川区柴島神社のだんじり。
昨年は、当サイト撮影部隊のひとりを急遽派遣し、その存在を確認。

そのことは、昨年の暮も押し詰まった12月の末に、この『だんじり通信』でも紹介しました。
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「来年こそは実物を見に行くぞぉ~!」と気合十分だったのですが・・・・。
今年は、くしくも7月14・15日に祭礼が集中。
残念ながら、現物と御対面することは、またまた来年へ持ち越し・・・・(涙)。
まぁー、それはそれで致し方ないとあきらめていましたが、気の付く撮影部隊隊長のK君が撮影の合間に、遠路柴島神社へと赴き、ちょうど曳行中の地車と遭遇。
それも陽のあるうちに、カメラに収めて来てくれました。

どうやら、地元の小学校の校庭内に到着した頃に行ったようで、多くの子供らに曳かれ、枕太鼓とともに曳行されているみたい。

お目当ての地車は、トラックを改造した屋台に積まれており、屋根廻りや柱はそのまま利用されているが、縁葛から下はやはり無いよう。

彫物は欠損部分があるものの、獅噛みに車板、木鼻に虹梁、まさにほんまもんの地車彫刻が付いている。


屋根と柱が残されているだけでも、元々の地車の大きさや型を伺い知ることのできる貴重な資料。
一度この目で確かめ、柴島神社の宮司さんや氏子役員の方々からもお話しを伺いたいと思ってはいましたが、その野望も来年へ持ち越し。
ただ気になったのは、地車が載せられている屋台本体の柱や屋根が新しく造り変えられていること。

いずれは、この地車が原型通りに修復される日がやってくるのかと、ほのかな期待を胸にK君の写した写真とにらめっこ・・・・。
来年こそはと、実際にこの目で確かめるぞと誓いも新たにした、だん馬鹿さんなのです。
ちなみに、この地車について地車研究の大先輩のO氏に聞いたところ、都島区淀川神社にもこの種のものが存在しているとのこと。
そちらの方は、7月22日(日)に現物を確認。

胸弾ませ近づいて行けば、トラックに載せられた地車は、彫物もなくペンキ塗り・・・・。
なんと鉄製のもので、積み込むための鉄製のコマまで付いた代物。

早い話が、『だんじり』ではありませんでした。御報告まで・・・・。
ほな、今日はこのへんでオシマイ。
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