茶屋のだんぢり漫遊録

目次

今日は、少々お詫びと流木町の昇魂式・・・・

どもぉー、だん馬鹿ですパー

昨日の『第二回宝塚だんじりパレード』の帰り道、友人たちと遅い昼食に立ち寄ったファミレスでのこと・・・・。
地車研究家のP氏から、「次回『だん通』に、乞うご期待・・・・!!と書いていた、九度山町河根のだんじりはどないなってんねん?」との言葉。

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前回は、奈良県広陵町箸尾の『戸立て祭』のことを書いたはず。
「あっちゃぁー、河根の続編、飛ばしてるやん・・・・」と、コーラを飲みながら初めて気が付いた。

今日11月11日(日)は、予てから『だん通』の更新をおこなうつもりだったのですが、河根のことを書くにも資料は会社の机の上。
休日の今日は取りにも行けず、書けるはずもなし・・・・。

したがって、今日の『だん通』での、河根のだんじりの続編はまたまた次回へ持ち越し
楽しみにしていただいている皆さん、申し訳ない・・・・!
次回『だん通』に、乞うご期待・・・・!! (次回は忘れずに書きます。)

さて、秋祭りシーズンも終わり、私 だん馬鹿さんは久しぶりの休日と思いきや、自宅で『だん通』の更新。
我が社の社長から、数日前に「土曜・日曜のどちらかに『だん通』書いてね!」と言われたからには、休日返上でも書かねばなるまい。

それにしても、日曜日の午後に自宅に居ること自体、数カ月ぶり・・・・。
今日も早朝から岸和田市流木町の昇魂式へと馳せ参じ、寄り道もせずに帰宅。
午前4時起床であったこともあり、ついウトウト。
気が付けば、時計は12時をとっくにまわっている。

早く『だん通』を書き上げねばと思い、ネタを繰ることしばし。
たまにはリアルネタ、今日の流木町の昇魂式のことを書くことに決定!
ほな、いきまっせー!!

今日の早朝、昇魂式・曳き納めがおこなわれた流木町の地車は、昭和9年に《絹屋》絹井楠次郎により製作された『岸和田型』地車。

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近年製作された地車と比べれば少々小ぶりではあるものの、新調当時としては岸和田山手地域での平均的な大きさかと。
これまで大なり小なり、修理はおこなわれていますが、均整のとれたスタイルはなかなかのもの。最近では、平成12年に地元の《木岡工務店》で修理がおこなわれています。

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彫物は、玉井行陽・開 正藤・開 生ミン(王へんに民)の手によるもの。

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絹屋、玉井の従兄弟コンビによる地車は数あるものの、開親子が加わり、その土呂幕三方を刻んでいるのは唯一この地車だけ。

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なかなかの名作ではある。

流木町では、来たる平成25年に《大下工務店》大下孝治 匠のもとで地車の新調を予定。
それに先だち、今日11月11日、昇魂式・曳き納めがおこなわれました。

前日の天気予報では、雨模様雨
私 だん馬鹿さんは、「昇魂式が無事終わるまで、天気よもってくれ!」と祈りつつ、午前5時45分に現地到着。

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地車は小屋から出され、番号持ちには「昇魂」の文字・・・・。

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町会役員をはじめ、各祭礼関係団体諸氏も、この地車への思い出を噛みしめ、曳き納めが始まるのを今か今かとスタンバイ中。

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日も明けきれぬ午前6時20分、地車小屋をスタート。
少年団・青年団に曳かれた地車は、町内から表通りのNTT前へと、その勇姿を現した。

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多くの見物人が見守る中、ここで祭礼さながら勇壮な「やりまわし」を披露。

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しばし表通りで停め置かれた後、神事がおこなわれる氏神様 八田町の矢代寸神社へと曳行再開。

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矢代寸神社へは、神須屋町を抜け、結構な距離。
私 だん馬鹿さんは、車で神社へと先回り・・・・。

この地車での宮入りは、この日が最後。
矢代寸神社参道への「やりまわし」は、事故系DVDでもお馴染の難所中の難所・・・・。
おそらく、この地車での最後の「やりまわし」。

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宮本に当たる八田町の地車も華を添えるべく曳き出され、最後の「やりまわし」を一目見ようと早くも多くの見物人が場所取り中。

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午前6時50分、纏を先頭に流木町の地車がやって来た。

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綱を握る曳き手、大工方、後テコ、前に乗る役員、誰しもいささか少々緊張気味・・・・?

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青年団団長の合図で、「やりまわし」スタート。

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見事に豪快な「やりまわし」を決め、地車は鳥居をくぐり、一気に境内へと駆け抜けた。

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これまでの無事安全曳行への感謝、譲渡・新調を氏神様に奉告。
神事がおこなわれている間に、危惧していた雨がポツリポツリ・・・・。

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午前7時35分、雨合羽を身にまとった地車は、神社をあとに町内へと戻って行きます。

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ここで、雨も本降り・・・・。
撮影も、送車に積み込まれるまではと思っていましたが、自然には勝てず、撤収~。

なお、流木の地車は高石市取石地区 大園へ売却。
《植山工務店》にて大修理がおこなわれ、来年から第二の人生を歩み始めます。

ほな、今日はこのへんで。
さぁー、パチンコでも行くかな・・・・(笑)。

信濃屋お半だんじり通信
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