茶屋のだんぢり漫遊録

目次

門真ネタでお届けします・・・・

どもぉー、だん馬鹿ですパー

昨夜更新するつもりでTwitterにまで予告していたものの、襲いかかる長電話と迫りくる睡魔、怒濤のように押し寄せる頭痛に苛まれ、残念ながら更新を断念。
楽しみにしてくれているユーザーの皆さんには申し訳ないと思いながらも、バタンキューで朝まで爆睡。
そういえば、昨日家に帰ったころから、鼻はズルズル、目はショボショボ、頭はズキズキ、しまいには軽い吐き気まで・・・・。
これって、典型的な花粉症の症状・・・・(自己判断はいけませんが・・・)?。

そんなこんなで、今日の本家『だんじり通信』は、昨日の朝からTwitterでも少々つぶやいていた超レアな門真ネタをお届けしましょう。

昨日の朝、一台の地車を荷台に載せた搬送車が、岸和田市内の某倉庫を出発しました。
国道26号線から100円高速、近畿道を通り、大東鶴見ICを下りて、一般道を・・・・。
「無事、町内に搬入完了」とTwitterでつぶやけば、NANTOKANARUSAさんからの「このだんじりですわ。今朝葛の葉交差点で見かけたの・・・」との@ツイート。

この日、門真市内に一台の地車が、仲間入りを果たしました。

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この地車は、昨年10月の秋祭りまで富田林市東板持で曳行されていた地車。
今年の地車新調完成を前に、11月18日(日)に昇魂式がおこなわれ、11月23日(祝)には新調を請け負う地車製作《隆匠》に引き取られ、某倉庫に搬入。

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その後、門真市打越への売却が決まり、昨日2月28日(木)に町内へ搬入されました。

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平日の町内搬入でしたが、事前に情報をキャッチ。
その場に立ち会うべく、定例会議をもすっぽかし(中止してもらい)、現地へ赴くことに。

堺の自宅を8時過ぎに出たものの、途中で渋滞に巻き込まれ、打越に着いた頃には、地車は町内に・・・・。
しかし、搬送車は地車を積んだまま、町内の細い道で立ち往生中。
ひとまず国道までバックし、町内の方の先導で、無事到着。
町内の方々が見守る中、搬送車から無事下ろされました。

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昨年の11月3日におこなわれた『門真市地域伝統文化まつり 市民の絆 門真をひとつに』での門真市内全地車・太鼓台の集結の触発されたのか、はたまた今秋の門真市制施行50周年を記念しておこなわれる予定のイベントを考慮してか、11月下旬には東板持地車の購入を決定。
これまでの小型地車から本格的な大型地車へとカスタマイズ。

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この地車は、江戸末期に製作されたと考察できる『住吉型』地車。
製作大工は解っていませんが、彫物は《相野》一門の手によるもの。

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もともとは安立町5丁目(現 大阪市住之江区安立2丁目南)で曳行されていたもので、明治44年からは堺市津久野の中組で平成18年まで曳行。
平成19年からは東板持で曳行されていました。

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中組の隣町 神野町の先代地車(現 大阪市西淀川区 姫島地車)とともに、堺市内でも指折りの大型地車で、昭和末期の同市深井地区各町の大型地車の手本となったと言われるほどの大きさ。

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製作されてから100年以上の歳月を経て、これまで幾多の修理・改修がおこなわれていますが、メンテナンスもいきとどき、まだまだ現役で曳行可能。
その彫物の素晴らしさとともに、どこかで曳き続けて欲しいものだと願っていた矢先の電光石火の売却劇。

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《隆匠》では、大掛かりな修理はおこなわれなかったものの、錺金物の一部を交換。
この日の町内搬入となりました。

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搬送車から下ろされてからは、町民や《隆匠》の若い職人さんも手伝い、町内の保管場所まで移動。

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地車小屋の完成を待って、入魂式がおこなわれる予定です。

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平日ということもあり、若者や子供らの姿はありませんでしたが、この日集まった方々の輝かしい笑顔が印象的でした。

町の宝物、町の象徴として末永く曳行されますことを願いながら、打越の地をあとにしました。

では、今日はこのへんで失礼します・・・・(ペコッ)。






信濃屋お半だんじり通信
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