今日は、淡路の地震を憂いながら・・・・
どもぉー、だん馬鹿です

今日は一日、穏やかな天気。
夕方まで自宅から出ることも無く、朝からPCとにらめっこ・・・・。
それにしても、早朝の地震で目を覚まし、泉州・堺に住んでいてもその大きな揺れにビックリ仰天。
即座にテレビのスイッチを入れ、地震の速報を食い入るように・・・・。
テレビに映し出される地割れや液状化現象に、またまたギョッ。
大きな被害は無かったようですが、気になるのは明日の日曜日におこなわれる予定の淡路島各地の祭礼の有無。
年に一度の晴れの日を前に、今朝の大地震。
実は私、明日の日曜日に淡路島は洲本市近郊でおこなわれる祭礼を見に行こうかと計画していたところ。
当サイト『だんじり』で紹介しようかと思っていた『曳きだんじり』を取材がてら見に行くつもりだったのですが、神社に電話で問い合わせても、呼び出し音はしているものの、結局誰も電話に出ることはなし。
ひょっとして大きな被害でもあったのではと思う反面、祭礼の準備で大忙し、電話に出る暇もないような慌ただしさなのかと、少々勝手な判断。
たまたま電話に出てくれた神社の奥さんに聞けば、お目当ての所はこの前の日曜日が祭礼であったらしく残念無念・・・・。
幸にも地震の被害はなかったようで、「またいらして下さいね」との優しい言葉。
こちらの方が、少々恐縮してしまいます。
夕方には友人が見つけてくれた淡路島在住の方のブログをチェック。
相当な揺れではあったものの、大した被害もなく、今日宵宮に出されていた太鼓台の写真も・・・・。
地震なんぞなにするものぞ、「わぁー、やってるんや!」と歓喜歓喜・・・・。
ほなら、やってる所があると解れば、ダメもとでも行かねばなるまいと一大決心!
明日は早朝から、淡路島にレッツGO!!
でも、余震が少々心配・・・・。
そんなこんなで明日は早起きしなければならず、今日のだん通はこのへんでおしまいにしようかなと思ってはみたものの、これだけで終わるのも『だん通』を楽しみにしていただいているユーザの方々に申し訳ないので、少々簡単ではありますが、昨日4月12日(金)に改修修理を終え町内に搬入された富田林市新堂の地車に触れておきましょう・・・・。

新堂の地車は、昭和9年に泉大津市宮本町の個人が発注し同町に新調寄贈した『住吉型』地車。
製作大工は、《住吉大佐》十二代目 川崎宗吉の実弟で《西だんじりや》を名乗った下川安次郎。
彫物は、その下川安次郎や《小松》一門の優、赤胴芳松などの手によるもの。
そのため、姿形や彫物なども《住吉大佐》の地車と瓜二つと言っても過言ではありません。
昭和63年に新調された同町の現地車もまた、この地車を寄贈した個人の子息が寄贈したため、この地車を引き取り、堺市福泉の某織物工場内に収蔵されましたが、平成12年に堺市草部の《小松工務店》を通じ新堂へ譲渡。
この時に、『石川型』地車風に改修されました。

今回の修理改修は平野区喜連の《河合工務店》でおこなわれ、背丈はさらに40センチかさ上げされ、優に4mを超える高さに。

そのため、新調当時の姿は失われてしまいましたが、獅噛み・車板・虹梁・三枚板・土呂幕などの多くの彫物は、今なお当時のまま・・・・・。

《住吉大佐》の地車を知る者にとっては、往古の姿を垣間見ることのできる地車とも言えるでしょう。

さて、修理改修完成に伴う入魂式は来る4月21日(日)におこなわれます。
当日は、午前9時30分から地車庫の横で式典がおこなわれた後、美具久留御魂神社まで曳行宮入り。
一旦、帰町した後、午後から町内をお披露目曳行する予定だとか・・・・(変更の場合もあり?)。
《大佐》地車ファン必見の新堂の地車。
元保有町の宮本町の方々も、一度見に行かれてはいかがでしょうか。
では、今日の『だんじり通信』は、このへんで・・・・。
明日は、大きな余震のないこと、祭礼が中止になっていないことを祈りながら、淡路島へ行ってきます・・・・。
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