岸和田市中北町の修理完成清祓いとその後の曳行・・・・
どもぉー、だん馬鹿です

4月25日(木)の内にアップしようと思っていたのですが、所用のために日をまたいでしまったので、一昨日のうっとうしい天気から一転、昨日は初夏を思わせるような爽やかな天気。
まさに「五月晴れ」とは、昨日のような天気を言うのでしょう。
こんな日は縁側で日向ぼっこ、日がな一日ボォーっとしていたいところ。
しかし、そうは問屋も卸してはくれません。
連休を目前に控え、やっておかねばならないことが山積み。
連休期間中に片づけてしまえればいいのですが、神戸の祭礼を筆頭に、入魂式・イベントなど、地車関連行事が目白押し。
今年も、連休なんか関係なしに、あちらこちらを駆け巡らなければならない私 だん馬鹿さんなのです。
さて、4月21日、この前の日曜日、岸和田市旧市地区 中北町の地車が修理を終え、入魂式がおこなわれました。

今回の修理は、さほど大規模なものではなく、昨年の祭礼時に起きた衝突に伴う屋根まわりの修理が主体。

旧市最速の豪快な「やりまわし」で知られる中北町とあれば、多少の接触事故など名誉の負傷と云っても過言ではないでしょうが、大なり小なり修理の費用も・・・・。
しかし、そこは『浜の男の心意気』とでも云うのでしょうか、この日も「清祓い式」終了後は、中北町から大工町あたりまでの、浜地区界隈を縦横無尽に曳行されました。
私が現地に着いたのが、午前7時半をまわった頃。
町内の地車小屋の前に地車を据え置き、町内の役員さんらが列席し、ちょうど「清祓い式」がおこなわれているところ。

「清祓い式」は、自動車の交通安全の御祈祷と同じようなもので、言わば、地車の無事安全曳行を祈願しておこなわれるお祓い。
まさしく、清め祓う神事・・・・。

俗に、地車の新調や修理の際におこなわれる神事を『入魂式』と称していますが、地車に神様の魂を入れる神事は存在せず、神様が乗るのは神輿であり、一時的に御渡りなどで神輿に神様の魂を遷す場合や社殿の建て替えや修理で仮の場所に魂を遷す儀式は『御魂遷し』と呼ばれる厳格な神事で、真夜中に人目にも触れず、神職とて神様に息がかからぬ様におこなわれるとても神聖なものだそうです。
私の『入魂式』の解釈は、新調であれ修理であれ、無事工事が完了したことを神様に奉告する『奉告祭』と、先にも述べた安全祈願の『清祓い式』、そして町民や曳き手、関係者などがその地車へそれぞれの思い(魂)を入れる儀式の総称であると考えています。
また、お披露目曳行もその一連の行事と考えられるのではないでしょうか・・・・。
さて、話は少し横道に逸れてしまいましたが、『清祓い式』も滞りなく終了し、祭壇・テント・椅子などが手際よくかたずけられ、いよいよ曳行の開始。

どこで、曳行の噂を聞きつけたのか、地車小屋の周辺はもとより、疎開道をはじめ、この日曳行されるであろう道という道、『やりまわし』がおこなわれるであろう辻辻には、人また人・・・・。

ここにいる全ての人が、うちのサイトの会員ならば『儲かってしゃぁーないなぁー!』なんて思うほどの人の多さ・・・・。

神事が終わって、曳行許可が出ていたであろう午前10時まで、時間の許す限りの曳行。

辻辻では、祭礼本番とまではいかないものの、豪快な『やりまわし』を連発。

見物に訪れた人たちからは、歓声も湧き上がっていました。

では今日はこのへんで、失礼します・・・・(ペコっ)。
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