『淡路島だんじり紀行』第三弾、ものものしい警備の中で・・・・
どもぉー、だん馬鹿です

いよいよ明日5月2日から5日まで、神戸市兵庫・灘・東灘の各区で春まつりのだんじり曳行がおこなわれます。
明日は、兵庫区和田宮と、灘区河内國魂神社 五毛・畑原・上野の三台が勇壮華麗に曳行されます。
長かったオフシーズンが終わり、私 だん馬鹿さんも、これからが地車シーズンに突入!、かと思いきや、今年の私は早くも3月下旬の淡路島からシーズンに突入。
先月は4月7日(日)を除き、毎週の淡路島詣で・・・・。
くしくも、その7日には南あわじ市福良の福良八幡神社春季例祭の『布団だんじり(太鼓台)』の「練り」の最中に痛ましい事故が発生。
テレビ・新聞などで報道されたのは、皆さん御存知のことでしょう。
その翌週の4月14日(日)は、前日に起こった大地震でお祭りの開催も危ぶまれましたが、何事もなかったかのように、盛大におこなわれている祭礼にホッと胸を撫で下ろしました。
その次の21日(日)は、早朝から岸和田市中北町の入魂式を見て、その後、前回の『だん通』にも書いた洲本市大野の『曳きだんじり』を見るために暴走モードで移動。
>>前回の「だん通」を見る
そして、午後からは、この日のメインでもある淡路市多賀の伊弉諾神宮の祭礼へ・・・・。
この神社の祭礼に曳き出される郡家 里組の『曳きだんじり』は、昨秋に高石市取石地区 大園から譲り受けた『岸和田型』地車。

その地車での初めての曳行を見とどけるべく同神社を訪れました。
大野の『曳きだんじり』を見た後、これまた暴走モードで車を飛ばし、午後1時に伊弉諾神宮に到着。

ちょうど、郡家 浜の『船型だんじり』、「一宮丸」が神社前に到着。
大鳥居をくぐり抜け、長い参道を拝殿の方へ。

その「一宮丸」を追い越し、境内拝殿前へと先回り・・・・。
拝殿の脇には、午前中に宮入りを終えた『布団だんじり』並んで停め置かれ、ちょうど撫の『布団だんじり』の宮入りが始まるところ。

若者らに担がれた撫の『布団だんじり』は拝殿前に一旦据え置かれ、一同揃って参拝し、淡路ならではの『だんじり唄』を声高らかに歌い上げました。

お次はいよいよ、浜の「一宮丸」が、楼門をくぐって宮入りをおこなうのですが、ここでふと気になったのが、警備を担当する警察官の多さ。
最初はガードマンかと思っていましたが、その数は実に30名以上の物々しい警備。
楼門から拝殿に続く石畳の両脇には警察官がずらり・・・・。
中には、ビデオカメラで事の一部始終を撮影している警察官の姿も。
これも7日に南あわじ市福良で起きた、痛ましい事故が影響しているのは紛れもない事実。
数年前に、訪れた時とは大違いの警備態勢。
前週に訪れた洲本市加茂神社の祭礼では、2台の『曳きだんじり』であったこともあるのでしょうか、警察官は誰ひとり見かけませんでした・・・・。
しかし、こちらは宮入りをおこなう『布団だんじり』の台数も多く、実に7台。
そして、浜の「一宮丸」と里組の2台の『曳きだんじり』・・・・。
警備態勢も相当なもので、少しでも前へ出ようものなら、注意されるありさま。

ほどなくして、楼門をぐり抜け、「一宮丸」が宮入り。

拝殿前に止められ、帆柱が立てられ、日の丸・旭日旗・幟旗が掲げられ、化粧も完全装備。

参拝、『だんじり唄』の奉納がおこなわれた後は、化粧も格納され、「練り」の開始。

境内を縦横無人に動き廻り、広い境内のところどころで船体を右へ左への横シャクリ。

あわや転覆ならぬ、横転かと思う場面もありましたが、無事「練り」も終了。

そしてお次は、宮入りの大取りを飾る、里組の『岸和田型』地車の宮入り。

青年会会長の持つ「郡家 里青年会」と染め抜かれた大きな旗を先頭に、楼門の脇から境内へと、一気に走り込んできました。

しかし、先代『淡路 津名型の曳きだんじり』とは勝手の違うのか、少々ぎこちない感じ・・・・。

拝殿前に止め置かれ、青年会の会長によるこの『だんじり』での初の宮入りを神様に告げるかのように、祝詞風の宣誓文が読み上げられました。

参拝、『だんじり唄』の奉納も済ませ、いよいよ注目の「練り」・・・・。

縦横無尽に走り回るのかと思いきや、ぐるりと境内を大きく一周し、そのまま「一宮丸」の隣に止め置かれてしまいました。

これで、宮入りは滞りなく終了。
この後は、午前中に宮入りを済ませた『布団だんじり』から順次、宮出。
里組の「練り」は、宮出の時が「本当の見せ場」になるのではと思いながら、しばし『布団だんじり』の彫物見物に突入。
それにしても、警備にあたる警察官の多かったこと・・・・。
さてさて、宮出の様子は、次回の『だんじり通信』へと続くのです。
次回は、ちょっとサプライズなものも登場しますのでお楽しみに!!
ほな、今日はこのへんで、失礼します・・・・(ペコっ)。
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