果たして、もう一面のありかはいずこに・・・・
どもぉー、だん馬鹿です

いよいよ明日6月9日(日)は、岸和田市旧市地区 紙屋町の修理完成入魂式。
当サイトでは、熱気冷めやらぬその曳行の様子を動画・写真で即日配信の予定!
今後も各地の入魂式やイベント・祭礼などの模様を即日配信していこうと、新コンテンツ『地車撮って出し』が、いよいよ明日から始まります!!
撮影データの受け渡し、編集作業、アップロードの作業時間の関係もありますが、夕方までにはご覧いただけると思いますので、こまめにチェックのほどをお願いいたします。
なお、明日は紙屋町のほかにも、尼崎市築地地区 丸嶋、堺市陶器地区 福町上でも入魂式がおこなわれますが、こちらは近日中に動画・写真で紹介しますのでお楽しみに・・・・。
さて、今日の『だんじり通信』は、またまた超レアなものをお見せしましょう!
というのも、6月6日(木)の夜遅くアップした前回の『だんじり通信』で紹介しました淡路島の《梶内だんじり》所有の「舜さん」が刻んだ太鼓台の狭間が、友人・知人たちから大反響・・・・!?
残る三つの狭間のうち、「二面が組み込まれた太鼓台はどこのんやねん?」、「もう一面は梶内にあるんか?」と電話も鳴りやまぬほど・・・・(少々大袈裟ですが)。
実は、《梶内だんじり》が保有しているもう一面の「舜さん」の狭間は、私もよく知るとあるところに貸し出されていることを、同社 木工部主任の佃 匠からお聞きしていましたので、「こりゃぁー見せてもらわな!」と、大阪に帰るやいなや、いつ見に行こうかと試案思案・・・・。
たまたま伺った某工務店で、そのお宝を預かっている方と遭遇。
「かくかくしかじか、ちょっと見せてぇーなぁー」とお願いすれば、快く「見に来て下さい」との返事。
「おぉー、ラッキー!」、それからしばらく経った4月の上旬、そのお宝が待つ、知り合いの作業場にお邪魔してきました。
お邪魔したのは、地車・太鼓台・社寺彫刻に名を馳せる岸和田市の《木下彫刻工芸》。
某工務店でお会いしたのも、若き親方 木下健司 師。
健司 師からすれば、「舜さん」こと木下舜次郎は実の祖父。
祖父の作品を、一門の彫物師さんの勉強のため、参考にと借り受けたよう・・・・。
その狭間は、作業場の一階の倉庫に、木箱に収められ置かれていました。

箱の中から出てきたのは、目を見張るほど繊細な松の枝葉が施されたもので、題材は『賤ヶ岳合戦 佐久間玄蕃、秀吉本陣乱入』。

付け木の枝葉を外していただくと、右手には馬に乗り金棒を持つ佐久間玄蕃。

左の奥には、これまた馬上の豊臣秀吉の姿が・・・・。

無銘でしたが、真に「舜さん」のノミ跡。

地車彫刻よりも繊細で、その華麗な細工、私の目も釘づけ・・・・。

「木下さんへ行っている方が手がこんでますよ」と、《梶内だんじり》の作業場で佃 匠がおっしゃっていた通りの名作中の名作に感動、感動・・・・。
その後、健司氏とバカ話に華を咲かせ、工房をあとにしました。
さてさて、《梶内だんじり》にあった二面の「舜さん」の狭間は、見届けることができましたが、残る二面の狭間は、大阪府下の某所の太鼓台に・・・・。
その所在は、聞いているのですが、私自身まだ見たことはありません。
ヒントは、東大阪市花園周辺。
町名までお伝えすると、その名作と出会った時の感動も薄れてしまうかも知れませんので・・・・。
確か、10月の中ごろが秋祭りだったと思うので、私もぶらり出かけてみようと思っています。
ほな、今日はこのへんで・・・・(ペコっ)。
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