茶屋のだんぢり漫遊録

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次の日曜日におこなわれる堺市鳳地区 新在家の入魂式を前に・・・・

どもぉー、だん馬鹿です

テレビなどのニュースで、今年は全国的に空梅雨などと、報道されていると思ったら、昨夜から本格的な雨模様。
週間予報では、今週末は天気も回復するものの、来週はまたぐずつき傾向だとか。
降れば降ったで、大雨にゲリラ豪雨。
これも、環境を破壊し続ける我々人類への神が与えた天罰なのかと思いながらも、傘を持たずに家を出てきたことを憂いながら、今日の『だんじり通信』の始まりでおます・・・・(車まで行くのにボトボトやん)。

さて、先日6月9日(日)のこと、一台の地車が修理を終え、町内へと搬入されました。
6月9日と言えば、岸和田市紙屋町に堺市福町上、そして尼崎市では丸嶋の入魂式がおこなわれた日。
午前9時30分ごろに町内へ到着との情報を耳にし、紙屋町の入魂式の帰り道、少し寄り道し、その地車を見に行ってきました。

去る2月24日に修理のため町内を離れ、工務店に搬入。
そう、堺市鳳地区 新在家の地車が無事修理を終え、町内に搬入されたのです。

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私の生まれ育った、津久野とは目と鼻の先・・・・。
祭礼日が同じとあって、こんな日や入魂式などでもない限り、私にとってはなかなか目の当たりに
することのできない地車の一台。

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ちょうど、町内の公園の脇に搬送車から降ろされたところで、この地車を見るのも前回修理がおこなわれた平成14年以来、実に11年ぶり。

今回、修理をおこなったのは岸和田市畑町の《井上工務店》
井上英明 匠とも、およそ2か月ぶり、久しぶりのご対面・・・・。
今回は、本体の洗い・締め直しを中心に、修理されたよう・・・・(間違ってたらゴメンなさい)。

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この新在家の地車は、昭和52年に《大常》古谷國夫 匠の手により新調された『折衷型』地車。
彫物は、滋賀県醒ヶ井の井尻翠雲 師の作。

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前年新調された隣の野代と共に、昭和後期から平成ひとケタ台に堺市内を中心に新調された数多くの『折衷型』地車の先駆けになった地車と言っても過言ではないでしょう・・・・。

しかし、「やりまわし」中心の曳行形態へ移行するにつれ、堺市内はもとより高石市・和泉市・泉大津市内などでは、曳行する地車もまた『岸和田型』へととって変わることが、今日も顕著に見受けられます。

鳳地区においても、その傾向は御多分にもれず、北王子、上、富木をはじめ、昨年には石橋が『岸和田型』地車を新調。
そして、今年9月には野田の新調『岸和田型』地車がお目見え。
平成26年には長承寺が、平成27年には大鳥が、『岸和田型』地車を新調。
また最近、堺市内の新調ブームの先駆けともなった野代が『岸和田型』地車の新調を決定!
それに引きずられるかのように、濱寺元町からも風の便りに新調計画の噂話がチラホラ・・・・!?

まあ~、地車ファンにとっては、残る濱寺元町・新在家の動向も気がかりですが、やはり気になるのは、次の日曜日6月23日におこなわれる新在家地車の修理完成入魂式。

当日の予定・曳行コースは以下の通り・・・・。

午前8時、鳳西町三丁の鳳西三会館を出発。
〈注〉堺市の居住表記に「新在家」はありませんので、ご注意を

新在家出発→国道26号線横断→JR鳳南一番踏切→ライフォート鳳南店左折→旧蔵王交差点左折→JR鳳北一番踏切→大鳥大社到着(8時40分)

大鳥美波比神社にて神事(午前9時~)

大鳥大社出発(9時45分)→JR鳳北一番踏切→旧蔵王交差点右折→ライフォート鳳南店右折→JR鳳南一番踏切→国道26号線横断→町内曳行→12時入庫


鳳地区では、地車の新調ラッシュもさることながら、鳳駅前の再開発、バスターミナルの新設や道路の拡張などで、駅前周辺の町並みは大きく様変わりします。
その余波を受け、祭礼時の曳行コースも、いずれは様変わりすることになるかも・・・・?

地車のみならず、変貌を遂げる鳳の街。
ここしばらくは、目が離せない地車ファン注目の地域なのです。

週末は天気も良さそう、ほな日曜日、鳳でお会いしましょ・・・・(ペコっ)。


信濃屋お半だんじり通信
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