茶屋のだんぢり漫遊録

目次

曳行二年目、柏原市高井田台の夏まつり・・・・

どもぉー、だん馬鹿です!

週末は、各地夏祭りの取材・撮影のため、土曜日に更新していた「だんじり通信」も更新できず。
その代わりに昨日に更新するつもりでしたが、疲労のためにヘロヘロ状態。
晩御飯を終え、ついウトウトしたら、気が付けば朝方・・・・。
連日の暑さと寄る年波には勝てず、ご覧いただいているだん通ファンの皆さんには申し訳ない限り。

疲れは癒えないものの、「今週も頑張っていきまひょ!」と気力だけは絶好調!・・・・(笑)
ほな、今日の「だん通」の始まりでおます。

梅雨明けとともにやって来た、連日の猛暑。
そんな中、7月13・14日、この週末の土曜・日曜は、大阪市内はもとより、八尾・柏原・東大阪などで、多くの地車が曳行されました。

私 だん馬鹿さんも、時間の許す限り、体力の持つ限り、あちらこちらへと撮影に行ってきました。

うだるような暑さの中、是非とも訪れなければならないと思っていたのが、昨年はじめて地車を購入し、新たな地車の歴史の幕を開いた柏原市高井田台
同市高井田の新興住宅地にあたり、本格的地車の曳行は昨年が初めて。

和歌山県橋本市 古佐田から地車を譲り受け、昨年9月16日の入魂式・御披露目曳行。
本来は夏祭りが主となる柏原周辺において、昨年は10月に秋祭りとして地車を曳行。

残念ながら、昨秋は見ることができなかった高井田台の地車の曳行。
そして今年は、本来の夏祭りに地車曳行。
一度は見ておこうと、7月13日(土)の午前中に現地を訪れてきました。

高井田に着いたのは午前10時ころ、ちょうど高井田の旧村落内にある地車小屋から安全曳行祈願のお祓いがおこなわれるJR高井田駅前のロータリーまで地車を移動させているところ。

130716-1

お祓い前とのことで、鳴り物なしで、主となる曳き手の子供たちも綱を持たずに地車の後ろをゾロゾロ。

130716-1

ロータリーに据え置かれたところで、本村の高井田の太鼓台が登場。

130716-3

二台並べられ、そろって祭礼での無事安全を祈願し、お祓いを受けました。

130716-4

そして、晴れの日の記念撮影。

130716-5

神事・記念撮影を終え、本村の太鼓台は高井田駅前の白坂神社に帰還。
高井田台の地車は、JRの線路を越え、山の上にある住宅地内の会館まで曳行。
聞けば、猛暑のため、熱中症を危惧した子供会からの要請で、土曜日の曳行は会館までで終了とのこと・・・・。
翌日も、日中の曳行はおこなわずに午前中と夕方からの曳行のみ。
大阪市内でも、日中の曳行はおこなっていないところもあり、夏の地車曳行は熱中症との戦いなのかも知れません・・・・?

130716-6

踏切通過時間待ちの間、ロータリー内では、地車の後部を持ち上げ、しばし予行演習・・・・。

130716-7

しばし踏切待ちの後、線路を渡り、待機していた子供たちに曳き綱を持たせ曳行開始。

130716-9

ここから高井田台の住宅地までは急な坂の連続。

130716-8

先ほど、そろってお祓いを受けた高井田の本村の太鼓台の面々の曳き綱を持ち応援に・・・・。
なかなか交流の場のない本村と新興住宅地との交流も、おこなわれている様子。
翌日は、地車と太鼓台の二台そろっての巡行もおこなわれる予定だとか。

130716-10

高井田台の子供らや本村の若者たちに曳かれた地車は、急な坂道をゆっくりゆっくりと上って行きます。
子供や若者たちの額からは滴り落ちる珠のような汗・・・・。

130716-11

私 だん馬鹿さんも、しばし撮影を中止し、曳き綱を握り、曳行に参加。

130716-12

10分ほどで急な長い坂を上り切り、住宅地内で、しばし休憩。
住宅地内の会館までは、1キロ少々の道のりですが、これでおよそ半分・・・・。

130716-13

再び、会館へ向け、曳行を開始。

130716-14

平坦な場所を駆け足で進み、そのままの勢いで再び坂道に。

130716-15

130716-16

一気に上り終え、向きを変えれば、また坂道・・・・。

130716-17

130716-18

そして、ようやく会館に到着し、土曜日の曳行は終了。

130716-20

130716-19

久しぶりに曳き綱を持った私も、疲労困憊。
坂の多い山の上の住宅地での曳行は、聞きしに勝るほどのきつさ・・・・(実感)。

地車購入時にご相談を受けた保存会の会長 S氏としばし談笑し、次なる撮影地へと高井田台をあとにしました。

翌日の曳行は残念ながら見ることができませんでしたが、日頃から交流の場が少ないと言われる新興住宅地の活性化に、地車の曳行がなおいっそうの起爆剤のようになれば・・・・。

地車購入から二年目の夏祭り。
親から子、子から孫へと、末永く曳き継がれていくことを願いながら、今日の『だん通』はこれまで。
ほな、失礼します・・・・(ペコっ)。



信濃屋お半だんじり通信
<<前の記事 次の記事>>