装いも新たに、堺市久世地区 高山 修理完成入魂式・・・・
どもぉー、だん馬鹿です!
今年の夏の地車シーズンも、8月2日(金)におこなわれた尼崎市貴布禰神社祭礼での『山あわせ』で幕を閉じ、我々撮影部隊もホッと一息。

平年以上の暑さのため、身も心もボロボロ・・・・。
撮影を終えて家に帰ればバタンキュー、ほうり投げられたボロ雑巾のように横たわるのみ・・・・(笑)。
しばらくは慌ただしさから解放されるものの、岸和田祭ももうすぐそこまで。
お次は、超多忙な秋祭りシーズンがお待ちかね・・・・。
地車ファンの皆さんも、次なるシーズンのために体調を整えておきませう・・・・!!
暴飲・暴食、特にちべたいビールの飲みすぎには御注意のほどを!
さて、今日の『だん通』は、去る7月21日(日)、第23回参議院議員通常選挙が実施される中おこなわれた堺市久世地区 高山の修理完成入魂式の様子をお届けしましょう。
高山の地車は平成元年に《大下工務店》大下孝治 匠の手により製作された《折衷型》地車。

屋根廻りには「化粧枡」を組み込み、見送りは《岸和田型》地車様式。
彫物は、木下賢治・中山慶春 師らが細工しています。
今回の修理は《大下工務店》の手によりおこなわれ、本体の洗い・締め直しのほか、妻台を新調し台幅を広げ、地車の安定を良くするとともに、腰廻り部分の彫物を新調入れ替えされました。
腰廻りの四隅には「半松良」を新調組み込み、左右の土呂幕は前後に分割されていたものを一枚の通しのものに新調交換。前後の土呂幕も新調。
土呂幕の正面には『桶狭間の合戦』、後正面に『厳島の戦い』、右には『山崎の合戦』、左は『賤ヶ岳の合戦』が見事に刻み込まれています・・・・(金網越しだったので写真がなく申し訳ない!)。

四隅の半松良には「七福神」のうちの6人の神様が彫り巡らされ、残るひとり「弁財天」は大屋根の正面懸魚に彫られ、これもまた新調入れ替え。

修理というよりは、大掛かりな改修という方がふさわしく、新調彫物は大阪の《辰美工芸》の作。
修理改修を終えた地車は、夜も明けきらぬ早朝に町内に搬入。

午前6時に、神事がおこなわれる野々宮神社に向けて曳行開始。

待ちに待った晴れの日、青年団は久しぶりに持つ曳き綱の感触を確かめるかのよう、「そーりゃー、そーりゃー」の掛け声も高らかに、東山から深井の町を通り抜け、野々宮神社へ。

境内の拝殿前では、地車の後部を持ち上げ、神様に一礼。

多くの地車ファンも見守る中、神事は厳かにおこなわれました。

神事を終え、境内では記念撮影。

午前7時30分、野々宮神社をあとに、いよいよ御披露目曳行の開始。

通称 丹波屋の交差点で、一発目の「やりまわし」。

綱を持つ青年団も少々緊張気味・・・・?

見ごとに「やりまわし」を決め、次の、ハイパーアローの横の交差点も「やりまわし」で通過。

鉦・太鼓を天高く鳴り響かせ、再び深井の町を通り抜け、東山は高山の町内へ・・・・。

いったん帰町し、子供曳行をおこなった後は、東山交差点周辺を曳行。

東山交差点では、豪快な「やりまわし」を連発。

多くの見物人からは大きな歓声が沸きあがっていました。
ほな今日の『だん通』は、このへんで・・・・。
高山の皆さん、このたびはおめでとうございました!
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