茶屋のだんぢり漫遊録

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平野郷の冬の風物詩・・・・

どもぉー、だん馬鹿です!

今日で、三が日もオシマイ。
今年の大阪は、どちらかといえば好天に恵まれ、寒さも緩み、過ごしやすいお正月。

今日1月3日(金)は、新春恒例、大阪平野郷の冬の風物詩とも言われる杭全神社の『しめ縄上げ』
大抵、この日が私にとっての地車撮り始めの日であり、日頃から顔を合わせる地車仲間との新春互礼会のような場。
その年によっては、心から底冷えする様な時もあれば、今日のように日なたにいればポカポカ陽気なこともあり・・・・。
そんな暖かさも手伝ってか、今年も杭全神社大鳥居付近は、多くの地車ファンで賑わっていました。

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今年、しめ縄の奉納をおこなったのは、野堂北組

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私が現地に到着した午前8時40分頃には、既に町内の地車小屋を出発し、細い路地をバス通りに出てくるところ。

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バス通りで、地車の後部を持ち上げ、向きを180度転回。

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そのまま、バス通りの西側の路地を後ろ向きに、その奥へ。

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屋根では、「北」と記された眩いばかりの金の扇を持つ若者らの乱舞。

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9年に一度回って来る晴れのしめ縄奉納・宮入りに備え、路地の奥で15分ほど休息。

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9時をまわり、再び動き始めた野堂北組の地車は、バス通りを南に向きを変え、さらに西へ向かい、宮入り筋から、杭全神社の大鳥居へ。

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大鳥居の前では勇壮に練りまわし。

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鳥居の前では、地車の後部を持ち上げ、コマのように「舞ぁ~い、舞い」。

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屋根の上では、煌びやかな金の御幣が勇壮に振り回されました。

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そして、地車を何度も何度も前後させ、大鳥居をくぐり抜け、長い参道を拝殿手前の楼門まで・・・・。

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そこで、青竹に括り付けられた大きなしめ縄を地車から外し、しめ縄は若者らの手で拝殿に運び込まれました。

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拝殿の中では、役員・代表者が参列し、御祈祷。

そして、一同そろって拝殿前で記念撮影。

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9年に一度の良き思い出に、はいチーズ!

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そして、お次は、摂社の三十歩神社を目指し、来た参道を戻り、大鳥居をくぐり、平野の町へ。

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三十歩神社には、午前11時に到着。

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ここにも、大きなしめ縄を奉納し、一連の『しめ縄上げ』の行事も滞りなく終了。

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野北の地車は、地車小屋を目指し、地車囃子を晴れ渡る空高く響かせながら、再び平野の町へと消えて行きました。

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例年7月におこなわれる杭全神社の夏祭りとは、また違った風情溢れる『しめ縄上げ』での地車曳行。
来年は、流町がしめ縄の奉納をおこなう予定・・・・(間違ってたらゴメン)。

今年見に行けなかった方も、行ったことがない方も、平野郷の冬の風物詩を見に行かれてはいかがでしょうか。

では、今日の『だんじり通信』はこのへんで・・・・(ペコっ)。

信濃屋お半だんじり通信
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