秋祭目前!…河内地方に2台の新調だんじり見参!
10月5日(日)…
台風18号が接近する中、堺市各地区の祭礼と、泉州十月祭礼各地区の試験曳きが行なわれました。

当日は朝から雨、時間の経過とともに大雨になるという予報の中、堺市内では一時的に降ったものの、どうにか夜の各町入庫まで、お天気が持ちこたえてくれました!
ある種、奇跡ですな…

ホンマに今年はお天気に恵まれています。
さて今回のブログは、時計の針を先月に戻し、新調だんじりのお話です。
今年、泉州地域で新調されただんじりは、これまでこちらでもご紹介してきました。


秋9月、今年の秋祭本番を目前に控え、河内地方でも、2台の新調だんじりがお目見えし、いずれも9月21日(日)に入魂式、お披露目曳行が行なわれました。
まず一つ目は、河内長野市・三日市地区の上田のだんじり。

昨年まで活躍してくれただんじりを柏原市の安堂へ売却し、今年登場の新調だんじりは、岸和田の《植山工務店》にて製作されました。

彫師は、《彫武》松田武幸、《木彫近藤》近藤晃、《木下彫刻工芸》木下健司、《木彫 松並》松並義孝の各師と、その各一門による合作。

獅噛みは松並義孝師の手によるもの。

屋根廻りは主に近藤晃師、見送り廻りは主に松田武幸師、腰廻りは主に木下健司師の手によるもの。
先代よりひと回り大きく、安定感を増した姿見になりました。

入魂式当日は氏神・烏帽子形八幡神社にて入魂式の後、町内をお披露目曳行。
遣り回しも披露されました。
祭礼日は10月11日(土)・12日(日)の両日で、三日市地区の1台として、『遣り廻し』や『曳き唄』、『ぶん廻し』などで盛り上がるでしょう!
続いては大阪狭山市・池之原の新調だんじり。

こちらの大工は《北本工務店》、彫師は《木下彫刻工芸》木下健司師により完成。

三枚板三方には『賤ヶ岳の合戦』を題材に、『佐久間玄蕃の秀吉本陣乱入』や、加藤清正、福島正則などが彫り込まれています。


先代は河内長野市の鳴尾(どんど)へ売却。
入魂式当日は池之原神社にて入魂式の後、町内をお披露目されました。
祭礼日は上田と同じく10月11日(土)・12日(日)の両日。

9月21日(日)と言えば、この2台の新調だんじりの他に、主に東大阪市などの河内地方で数々のだんじりの入魂式、お披露目が行われました。
東大阪市の新家西町は、高石市の高師濱から購入しただんじりの入魂式。

東大阪市の長田西と、河南町の中は修理に伴う入魂式。

東大阪市の岩田町は大屋根獅噛みの彫り替えによるお披露目でした。

いずれのだんじりも秋祭本番目前!
日にちも重なってたりするんで、すべて見に行く事は不可能ですが、出来る限り足を運んでもらいたいと思います。
上田の皆さん、池之原の皆さん、この度はだんじり新調、おめでとうございます!
それと、最後にお知らせを一つ。
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各地区から発行されるパンフレットには、各地区のだんじり紹介をはじめ、パレードや宮入りの時間やコースなどが掲載されていて、見物に役立つ情報が満載!
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では、今回はこの辺で・・・
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