茶屋のだんぢり漫遊録

目次

菜種梅雨の晴れ間に…岡本だんじり入魂式…②



すっかり桜も散っちゃいましたね~!

今回はまだ桜が残っていた頃のお話。
神戸市東灘区・岡本のだんじりの入魂式、及びお披露目曳行のリポート、後編です。




前回、大修理を終えた岡本のだんじりをじっくり鑑賞したので、今回は入魂式とお披露目曳行の模様をお送りします。


入魂式は午前9時から。



岡本の地区役員の方々はみな黒のスーツに身を包み、住吉地区、また近隣地区からの来賓もスーツ。

大修理を担当した《大市》河合工務店の皆さん、飾り金具一式を担当した『ぎぼしや』さん、太鼓工房『河内屋』さんを招いての入魂式。




入魂式のあと記念式典。



感謝状の贈呈などがあり、鏡開きで乾杯。




お馴染みの式典風景が進められるにつれ、次第にギャラリーの数も増えて行きます。


お昼を回り、午後1時の出発時間が近づいたところで、式典の間は付けられていなかった飾り幕が張り巡らされ、昼提灯が吊るされると、もう曳行気分になってきます。



若衆の皆さんも祭装束を整え、午後1時!
お披露目曳行に出発です。



気づけばだんじりの周囲はたくさんのギャラリーがついて歩きます。


阪急神戸線のガード下で、てっぺんからの余裕を計測・・・




けっこう広い岡本の地域内を、くまなく…と言うよりは、ザックリと廻ります。
道中、だんじりを差し上げて答礼するのは、重役さんのお宅前かしら?


4月の第一土曜日に行われたこの日のお披露目曳行。




元々のお天気予報は雨でした。
前日の金曜日あたりから週明けまで、数日間はスッキリしないはずの予報の中で、奇跡的に晴れ上がった空のもと、だんじりは悠々と地域を練ります。



満開の桜はまさにこの日の岡本のだんじりを祝福するために、一致団結してお天気を晴れさせたかのよう。

桜の下をだんじりが行く様は、一年の中でも本当にはこの機会しかありません!






やがてだんじりは5月の祭礼時に『本山だんじりパレード』が行われる辺りから、阪急・岡本駅へ向かう坂を登ります。



東灘区で一番オシャレな町、岡本駅界隈。

パリのシャンゼリゼ通りを思わせる石畳(行った事ないからホンマはどんなんか知らんけどねー!)を、だんじりはゴロゴロと登り、また西へと向きを変えます。




オシャレな町並みをすり抜け、また住宅地へと戻ってきただんじり。




約2時間、地域をお披露目して廻った岡本のだんじりは、午後3時に小屋へと収まりました。



さぁ、言うてる間に祭礼モード。


今年のだんじりシーズン開幕まで、秒読みに入りましたねー!




岡本の皆さん、だんじり大修理完成ならびに入魂式、おめでとうございます。


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