茶屋のだんぢり漫遊録

目次

本住吉の宮本・西區、だんじり新調…②

前回の続き~!

神戸市東灘区・本住吉神社宮本・西區の新調だんじりの話題です。





前回は先代だんじりから今回の新調だんじり完成までの過程を振り返りました。


今回はいよいよ、4月19日(日)の入魂式当日!

朝から本住吉神社にて入魂式を終えただんじりは、拝殿前での記念撮影の後、午前10時45分に宮出しです。




実はワタクシ、この出発時間に合わせて現場に到着したのですが、ここへ来る前にどこへ行っていたかと言うと、朝から淡路島に居りました。

そのいきさつは、姉妹サイト『eo SE』の方にて述べておりますので、またご一読下されば幸い。



さて神社を出発しただんじりは、神社の北側の線路沿いを通り、JR神戸線のガードをくぐり、地元の会館前を過ぎ、町内にある『住吉本町2丁目公園』に到着。



だんじりはここにしばらく据え置かれ、会館では来賓を招いての祝賀会が催されました。




では、だんじりが留め置かれている時間を利用して、だんじり本体を鑑賞してみましょう。




まず屋根廻り。




大屋根正面の『拝懸魚』の朱雀は、先代だんじりから引き継いで正面を向いた形。




大屋根枡合は『神宮皇后』




土呂幕正面は『敦盛呼び戻す熊谷次郎』。




お馴染みの図柄、『佐々木高綱の宇治川の先陣争い』




こちらは『壇ノ浦、碇知盛』






と、まぁザックリですけど、主な彫物を見ていただいたところで、午後1時になりました。


これより、地元の町内をお披露目曳行で廻ります。




西區の地域は、本住吉神社からJR神戸線の線路を挟んだ北側。

住吉駅は吉田區に含まれ、有馬道の北側は空區になるので、西區そのものは決して広い地域ではありません。



主に閑静な住宅街が広がる地域を、割とくまなく廻ります。


住吉のメインストリート、有馬道。




時には勢いをつけて『とばせ、戻せ』も・・・







約3時間近いお披露目曳行を終えて、宮入り。



拝殿前では答礼の後、名物の練り廻し




だんじりを差し上げ切ったところで、重心が後輪を越えてくれると、手を放してもだんじりは降りてきません。



この重心移動がちゃんとできることが、廻しやすさの条件になります。

西區の新調だんじりは、先代よりもずいぶん扱いやすくなったのか、けっこう長い時間、廻し続ける事が出来たようです。





こうして、午後4時過ぎには無事に小屋に納まった新調だんじり。

いよいよ5月の連休には祭礼です!




西區の皆さん、この度はだんじり新調ならびに入魂式、本当におめでとうございます!



さぁて次回は~!?



ゴールデンウィーク直前!
お得なだんじり情報満載でお届けしますので、お楽しみに!

信濃屋お半悠遊!だんじり録
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