高石北村、梅雨空を吹き飛ばす!…1

いや~!それにしても毎日よう降りますなぁ…
梅雨前線が活発化して、かれこれ一週間ずっと雨ちゃいますか?・・・
おまけに太平洋沖には台風が3つも居てて、まだ直接日本に影響は及ぼしてないんですが、どうやらこの台風たちが梅雨前線を刺激している模様・・・
梅雨明けまだ遠し・・・ですかね?
今回はそんな連日の雨の中を行われた、久しぶりの『泉州ネタ』をお届けしましょう!
7月5日(日)

高石市は高石連合の北村(七区)が、岸和田の《植山工務店》での修復を終え、入魂式ならびにお披露目曳行が行われましたので、その模様を、リポートします!

今年は年明けから毎週のようにどこかで『だんじり行事』が行われている割には、『泉州地域』での行事が少ないです。
6月14日(日)に行われた貝塚市・海塚の入魂式の模様は、『だんじりeo SE』の方でお伝えしたので、こちらのブログでの『泉州ネタ』は、忠岡・生之町の原木祭のリポート以来。

だんじりを曳行したリポートなら、5月に行われた和泉市の葛の葉町の抜魂式以来となります。

さぁ!…何はともあれ、現場へと参りましょう!
当日は午前7時に町内を出発。高石神社を目指します。

北村(七区)の町内は高石神社の宮本に、だんじり小屋も高石神社のすぐ近くの『紀州街道』に面しています。
まずは街道をひとっ走りして、旧国道26号線へと出て、神社へ宮入りし、入魂式です。

昭和14年に岸和田市の岡山町東出小路が新調したもので、大工は《絹屋》絹井楠次郎、彫師は木下舜次郎と松田正幸などの若手による作品。

岡山町東出小路の現だんじり新調に伴い、昭和63年にここ北村へと嫁いで来て早や27年、平成に入って隆盛を極めた『高石だんじり祭』を、常に牽引する役割を担ってきただんじりです。

平成3年には吉為工務店にて、また平成14年には植山工務店にて、それぞれ修復を経験しています。
また今回の修復では、《賢申堂》河合申仁 師により番号持ちと旗台が新調されました。


また後ろ旗も新調。

これは北村が高石神社の宮本であることから、上部に『花菱』を配置し、下部に合祀されている各摂社の紋を配置しているかのよう。
また町名は、前例のない独特の書体が注目を集めていました。
ちなみにこの後ろ旗、裏返すと昔の高師浜の様子が描かれています。

さぁて、そんなだんじり本体のあらましを述べている間に、だんじりは予定時刻よりも早く入魂式を終え、旧国道へと出て来ました。
この時から雨がポツポツと落ち始め、だんじりも屋根にシートをかぶせてもらい、雨仕様の曳行となります。
ここから祭礼本番と同じように、『御旅所』のある小高石へと向かいます。
この宮入り後の直線ダッシュは祭礼でもお馴染みの見せ場。

降り始めた雨をものともせず、だんじりは風のように、あっと言う間に駆け抜けて行きました。
程なくしてだんじりは紀州街道へと入り、南へ南へ、小高石へと到着です。

小高石もだんじりを出してきてお出迎え。

だんじりを並べ、しばし和やかなひと時を過ごします。


さぁ!・・・小高石を出発すれば!?・・・

いよいよこの日のメイン、連合コースでの遣り廻しが待っています!
その模様は、また次回お届け致しますのでお楽しみに!

今回はここまで~!
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