平成20年、今年最後の『だん通』です・・・・
毎度っす! だん馬鹿です。
今日は、大晦日。今年も残すところ、6時間余り。ユーザーの皆さん、正月準備はお済みでしょうか・・・・? 「もう完璧!、後は正月を待つのみ・・・・」と言う方もおられれば、「まだまだ、せなあかんこといっぱいやぁ~」と嘆かれている方も多いのでは・・・・?
だん馬鹿の私は、どちらかと言えば後者の方で、「だん通」書いてる場合じゃないのが正直なところなのですが、もはやこれまで、だまってても正月はやってくるので、もはやあきらめムード。やれることだけやって、後はなりゆきと言うことで、例年通りの大晦日を過ごしている、だん馬鹿さんなのです。
さて、今年最後の『だんじり通信』は何を書こうかと思案したあげく、来る平成21年に地車の新調を予定している堺市八田南之町・泉大津市南曽根、地車の買い替えをおこない新たな歴史を刻む和泉市黒鳥郷小路の「昇魂式・お別れ曳行」の模様を超簡単にご紹介しましょう。
10月19日(日) 堺市八田南之町
昭和59年、八田荘地区で5台目の『岸和田型』地車として産声を上げた同町の地車も、24年の歴史に幕を閉じました。隣町の八田北町が地車を新調したこともあり、大改修の声も上がっていたようですが、「いっそのこと新調・・・・」という運びになったようです・・・・。
当日は晴天に恵まれ、八田荘東地区をお別れ曳行。途中、氏神さまの「鈴の宮」へ宮入り。豪快な、やり廻しを披露してくれました。

この地車は、和泉市黒鳥郷小路に売却され、現在、若野啓造 棟梁の手に委ねられ大修理がおこなわれています。
来る平成21年には、《大下工務店》大下孝治 棟梁の手により新調。新たな地車で、新たな歴史が刻まれます・・・・。
11月2日(日) 泉大津市南曽根
平成9年、岸和田市池尻町より購入。昭和5年の新調から約80年。老朽化と近隣地車の大型化もあり、来る平成21年、《大下工務店》大下孝治 棟梁の手により新調されることに。
当日は早朝より、曽根・助松地区を縦横無尽にお別れ曳行がおこなわれ、豪快なやり廻しに、見物人から歓声が沸き上がっていました。

この地車、現在、嫁ぎ先を募集中! 地車購入を検討されている町がございましたら、南曽根町会、もしくは《大下工務店》にお問い合せ下さい・・・・!
11月2日(日) 和泉市黒鳥郷小路
平成4年に岸和田市三田町小倉より購入した地車も、黒鳥地区の地車の大型化にともない、買い替えられることに・・・・。
当日は、最後の勇姿を披露すべく、黒鳥地区全域をくまなく曳行。思い出の詰まった地車へ別れを告げました。

昇魂式の映像を見る
明治28年に製作された地車とはいえ、まだまだ現役。昇魂式の後、地元《西辻工務店》の倉庫に預け入れられましたが、先般、堺市八田西町に売却されることが決定。
来る平成21年からは、堺市八田南之町より地車を譲り受け、新たな歴史の一ページが始まります。
いずれの町の地車も、町民の思い出の詰まった『町の宝』。特に、購入・売却の任にあたった役員の方々は、我が娘を嫁に出す親の心境でしょう・・・・。
また、曳行を中心に担う、青年団・後梃子などの方々にとっては幼少の頃から慣れ親しんだ地車だけに愛着も一入(ひとしお)かと・・・・。
来る平成21年は、新たな地車での祭礼。各町の皆さん、たくさんの思い出を刻み込んで下さいね・・・・。御披露目の日を楽しみにしております・・・・。
あっという間の一年でしたが、皆さんにとってはどのような一年だったでしょうか・・・・?
来る平成21年が、すばらしい年でありますように・・・・
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