茶屋のだんぢり漫遊録

目次

年越しとんでも道中記《前編》





新年あけましておめでとうございます。




旧年中は当サイト及び当ブログをご愛顧いただき、ありがとうございました。


本年は昨年以上のものをお届け出来るよう、スタッフ一同頑張ってまいりますので、どうぞ本年も宜しくお願い申し上げます。



さてお正月の3ケ日をお休みさせて頂きまして、本日から心機一転!
またブログにお付き合い願いたいと思うのですが・・・




大晦日の夜と言いますと、今や『だんじり界』では、あちこちで新年のカウントダウンが行われます。



↑こちらの写真は堺市・大鳥の、だんじり新調前のカウントダウンのもの



特に神社の境内やそのすぐ近くにだんじり小屋のある町を中心に、初詣の雰囲気を盛り上げる意味で行われる場合が多いようです。







また神社の近くではない町でも、町内の人を対象に小屋を開けて、カウントダウンを行う町もあります。




ワタクシ、
『どっか遠くにカウントダウンないかなぁ?・・・』
と思っておるところに、とある情報がもたらされました。


兵庫県の高砂市で、大晦日の晩に太鼓台担いで神社の周りを練り歩いてるらしいと。


高砂市は、大阪方面から行くと姫路市の手前の市で、いわゆる『播州の秋祭シリーズ』で知られる、太鼓台の地域。

毎年10月の秋祭には、高砂神社の氏地から9台の太鼓台が繰り出され、『播州三大祭り』の一つに数えられる程のものだそうで。




そんな地域の太鼓台が、1台とは言え大晦日に見れると聞いて・・・、行きましたがな!


山陽電鉄・高砂駅に降り立ったのは夜の9時前だったのですが、市街地である駅前には人っ子ひとり居らず、閑散としています。

え・・・これが大晦日の夜なのか?

と思うぐらいの静まり返りよう。



高砂神社までは徒歩15分ほどの距離。


しかし、その道中も、通行人とすれ違うこと殆どナシ。


果たして太鼓台は見れるのか?





↑本当ならこのような『戎町』の太鼓台が、夜の9時頃には練り歩いてるという情報。



その氏神・高砂神社がこちら。




境内は閑散としていますが、初詣に向けての準備はされていました。




境内には大きな『能舞台』が!





大晦日に練り歩く(と言われている) 『戎町』の小屋は、高砂神社のすぐ横にありました。




が・・・!


開いてもないし、もう出発した後のような雰囲気もない。

これだけ静かな町、太鼓台が練り歩けば必ずどこかからその音は聞こえて来るはずなのですが・・・


これはどうやらやってないなぁ。


と言うより、このあまりの人の無さに、本当にこれがあと2時間ほどで年が明ける町の風景なのか?・・・と思ってしまうぐらい。


神社の境内で初詣の段取りに来られていた地元の方に訊いてみると・・・






『あぁ、去年や一昨年は出てたねぇ。
出るとしたら戎町なんやけどなぁ。
もっと遅い時間からじゃないかなぁ?』


現地でようよう調べてみると、やっぱり今年は出ないんだとか。


うーん、それは残念!

もっと事前に下調べをせねばなりませんな。


とは言え、このまま何も見ずに『坊主』で帰る訳には行かず、ワタクシは年が明けるまでに、次の場所へと移動したのでありました。


それは次回に続きますよ。



高砂神社のすぐ近くにも別の太鼓台の小屋があり(東宮町)、道中のコンビニの前でも小屋を発見しました(藍屋町)。



一度は秋の本祭を拝んでみたいものですなぁ・・・





ひとまず、今回はここまで・・・






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