大工町・・・岸和田旧市に春を呼ぶ
あれよあれよと4月も最終週。
桜が咲いたと思ったらあっと言う間に散り急ぎ、そんな事も遠い過去のように思わせる熊本を中心とした大地震・・・
まだまだ復興はおろか、復旧もままならない九州にエールを送りつつ、ブログはゴールデンウィークに向けて突き進んで行きますよ!
今回は、ここしばらくご無沙汰していた、『岸和田型』だんじりの話題です。
4月17日(日)には、岸和田市の八木地区にある久米田池が、『世界かんがい施設遺産』に登録された事を祝して、八木地区および田治米町、今木町を含めただんじりにより祝賀曳行が行われました。

しかし、この話題は先週、姉妹サイトの『だんじりeo SE』のブログにて、かなり詳しくご紹介させて頂いたので、ここではもう触れません。
まだお読みになられていない方は、そちらを参照してネ!
なので、こちらのブログでご紹介する『岸和田型』ネタは、こちら!
4月24日(日)
朝から晴天に恵まれた岸和田の旧市地区で、1台のだんじりが颯爽と、風を切って駆け抜けました。
その町とは、浜七町の南の端に位置する、大工町。

だんじりは平成24年の新調で、地元の大工《池内工務店》にて製作され、彫物は《木彫 山本》山本仲伸 師によるもの。

今年に入ってから、岸和田の《植山工務店》にて修復が行われていて、主に台木の新調交換に加え、締め直しなどの作業が行われていました。
今回は、その修復完了にて伴う入魂式が町内にて行われ、自町内を中心に小規模ながらお披露目曳行が行われました。

大掛かりな修復ではないという事で、曳き手の服装は祭礼装束ではないのですが、だんじり本体の装飾品は付けられております。

まぁしかし!・・・
写真でも伝わると思うんですが、やっぱ勢いというか、その雰囲気は『旧市』そのものですね~。

↑綱先を子供たちが走る!

↑だんじりに近づくほど青年団の力強い曳き!
町内の交差点にて、4回ほど遣り廻しも見られ・・・

そしてその沿道には、どこから情報を聞きつけてやって来るのか、大勢の見物客が押し寄せております。

その中を、短い時間ではありますが、大工町のだんじりが颯爽と駆け抜けます。

どんな形であれ、だんじりが出るというそれだけで、ここ岸和田の旧市の町というのは活気付くんですなぁ。
やっぱり理屈ヌキに『だんじりで一年が回る町』なんですな。

さて岸和田の旧市では、今年は他にも修復中のだんじりがあります。
祭礼まではあと5カ月ありますが、近いうちにまた入魂式で賑わう日もありそうですね~。
そんなのを通り過ぎてきたら、もう言うてる間に祭礼シーズン到来ですよ!
今年も夏まであっと言う間なんでしょうな・・・

いよいよ29日(金祝)から、ゴールデンウィークが開幕します。
様々な『だんじり行事』に加えて、神戸市では祭礼本番を迎えます。

お天気がちょっと心配ですけどね、そんなん気にしないで、今年もあちこちのだんじりを見にお出かけ下さい!
参加される方々は、皆さんご安全にエンジョイしましょう!
では今回はあっさりと終了~!
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