茶屋のだんぢり漫遊録

目次

久しぶりに、堺市深井澤町の地車を見てきました・・・・

毎度、だん馬鹿です!

今日、1月12日は成人の日。当サイトをご覧いただいている方の中にも、新成人になられた方もおられるのでは・・・・。街角のあちらこちらで、振り袖姿のおねえちゃんを見つけました。今年、成人式を迎えた人は、全国で133万人だとか・・・・。それも、平成生まれの新成人。歳の差をつくづく感じさせられた、今日のだん馬鹿です・・・・。

さて、今日の「だんじり通信」は、何を書こうかと思案したあげく、昨日おこなわれた堺市深井澤町の地車見学会の模様をお伝えしましょう。
深井澤町地車見学会と言っても、私が日頃からお世話している・・・・(いやいや、お世話になっている)、同町のT埜さんからお誘いをいただき、同町の恒例行事の「新春餅つき」と「新春鳴り物初披露」に便乗して、地車を見学させていただいたのですが・・・・。

私が同町のグランド脇の地車小屋を訪れたのが、午前10時を少しまわった頃。なかなか地車を見る機会の少ないこの時期とあって、噂を聞きつけたカメラ片手の怪しい面々(笑)が多く詰めかけていました。金網が外されていた事もあり、ハエが群がるかのように彫物の写真を撮る怪しい面々(そういう私も、その中の一人と化していたのですが・・・・笑)。

澤町の地車は昭和60年に岸和田市の《天野工務店》にて製作された、『折衷型』地車で・・・・。まあ、この地車の詳細は、当サイト『各町の地車』を見て下さい・・・・。

澤町地車の詳細を見る

この地車の一番目の引く所は、なんと言っても巨大な「獅噛み」。井波の中山慶春 師の作。なかなか厳ついです・・・・。

澤町3

土呂幕の正面・左右の前部は、淡路の名工 故 松田正幸 師の作。

澤町2

見送りは、「難波戦記」。馬乗りの武者などは、木下賢治・中山慶春・松本幸規・故 十場祐次郎 師などの作品が所狭しと組み込まれています。

澤町1

あの馬乗りは○○さんの作、どこの部分が××さんの作などと、町の方を交え、地車・彫物談義に華を咲かせ、楽しい一時を過ごさせていただきました。
豚汁をごちそうになり、私は退散させていただきました。お世話いただきましたT埜さんをはじめ、澤町の皆様、ありがとうございました。


この時期、意外と金網を外している町もありますので、開けている地車小屋を求めて出かけてみるのもいいのでは・・・・。日頃、金網越しでしか見ることもない彫物。その印象も違って見えますよ・・・・。
信濃屋お半だんじり通信
<<前の記事 次の記事>>