平成20年10月13日(月・祝) 東大阪市弥刀(近江堂) 新調地車入魂式
毎度っす、だん馬鹿です。
いやぁ~、今朝はめっちゃ寒かったですねぇ~。風邪が流行っているようですが、当サイトをご覧の皆さん、風邪などひいていませんか? ひくのは地車だけにして(寒ぅ~)、くれぐれも体調管理に注意して下さい。
さて、今日の「だんじり通信」は、当サイト「だんじりムービー」では早々にアップしていました、昨年10月13日(祝)に入魂式・お披露目曳行をおこなった、東大阪市弥刀(近江堂)の地車を紹介しましょう。
弥刀(近江堂)の地車は、平野区喜連の《河合工務店》にて新調された『大阪型』地車。彫物は、《株式会社 御堂製作所》の作。彫物は「源平合戦」からの題材を中心に構成されています。

入魂式当日の午前9時前、紅白幕にくるまれた地車は弥刀中学校の西側に到着。回送車から降ろされ、紅白幕に覆われたまま近江堂の町内を入魂式のおこなわれる弥刀神社まで曳行。
式典準備の調った神社境内の、これまた紅白幕の張られた場所に据え置かれた。
11時頃から、入魂式と披露式が始まった。いよいよ、待ちに待った新調地車の除幕。町民老若男女・関係者から拍手とともに大きな歓声が沸き起こった。式典が終わるやいなや、真新しい地車を間近で見ようと、町民をはじめ多くの人たちが群がる、群がる・・・・。除幕式までおこなうとは、地車への思い入れも一入(ひとしお)であろう・・・・。

会食・記念撮影を挟み、いよいよ午後からはお披露目曳行。弥刀神社氏子「弥友会」の手に委ねられ、町内をお披露目曳行。「え~っ、こんな道、通られへんやろ」と言うぐらい狭い道も、無事曳行。沿道の喜びに満ちあふれたご婦人方の笑顔が印象的でした・・・・。

入魂式の映像を見る
弥刀(近江堂)地車 主な彫物図柄
【大屋根 鬼板】
(前後とも) 獅噛み
【大屋根 拝懸魚】
鳳凰
【大屋根隣懸魚】
日輪・月輪
【大屋根 車板】
宝珠を掴む青龍
【大屋根 虹梁】
(正面) 雲
【大屋根 枡合虹梁】
(右) 粟津合戦 木曽義仲の最期
(左) 生田の森 梶原景時、二度之懸
【柱巻き】義経、鞍馬山修行の場
【脇障子】
(右) 渡辺綱、羅生門の鬼退治
(左) 源三位頼政、鵺退治
【小屋根 鬼板】 獅噛み
【小屋根 拝懸魚】 釣り鐘弁慶
【小屋根 隣懸魚】 烏天狗
【見送り】
(後正面) 源頼朝、鶴ヶ岡八幡宮放生会
(右) 三条河原の戦い 巴御前勇戦
(左) 一の谷合戦 鵯越の逆落とし
【縁葛】
(四方とも) 冨士の巻狩り
【土呂幕】
(正面) 大物の浦 弁慶、知盛の亡霊を鎮める
(右前) 屋島合戦 那須与一、扇の的を射る
(右後) 壇ノ浦合戦 義経、八艘跳び
(左前) 宇治川の先陣争い
(左後) 屋島合戦 義経、弓流し
(後面) 壇ノ浦合戦 碇知盛
なお、先代地車は平成19年の祭礼後、守口市大枝に売却され、平成20年より曳行。
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