獅子の焼くお好み焼き

今回はグルメリポート・・・て言えるほど、料理の写真がある訳でもないのですが、だんじり関連のお店をご紹介します。
ここは大阪市生野区。

中川のだんじりの、今は清見原神社に合祀されている村社・松尾神社の跡地のすぐ北側。
壁に大きな獅子が、お好み焼きのテコをくわえている彫物が目印のこちらは・・・

『お好み焼き 獅子家』
この看板、巨大ですが材質は木材なので、れっきとした彫物なんですね~。

生野区・中川のだんじりの歴代会長であるO氏が、自宅兼店舗として今年の春に開業されたお店。
この方が中川正進会の会長であった時代に、中川のだんじりは長いスパンをかけての新調事業を成し遂げ、現在の立派な姿に繋がっています。

まぁそんな、『熱い獅子のような人』が、だんじり好きな人達をもてなし、ともに楽しい時間を演出しようと始めたお店です。

店内に入ると・・・

必要以上に『だんじり色』を出さないよう、落ち着いた店内に、定番とも言える『獅噛み』も存在感を発揮していますが・・・

ひときわ目を引くのはこちらの彫物。

獅子が看板に噛みつく彫物は、《木下彫刻工芸》木下健司 師の手による作品。

『獅噛み』のテイストを残しつつ、獅子の躍動感を表現した作品で、なかなか味わいのある彫物です。


メニューは、お好み焼きを中心に鉄板メニューとドリンクが豊富で、その日のオススメには、あっと驚く食材もお目にかかれるかも知れません。
すでにお馴染みさん一見さんを問わず、連日盛況であるそうです。

生野区をはじめとする大阪市内東側や隣接する布施などの地域は、夏祭のみならず秋祭にもだんじり曳行が行われる地域です。
また10月の秋祭シーズンに、生野区を訪れる機会があれば、ちょいとお食事がてら、寄ってみては如何ですか?

さて、次の日曜日は、和泉市・郷荘地区、桑原町の新調だんじりがいよいよお目見えします!
加えて、岸和田市は春木地区、戎町のだんじりも修復を終えての入魂式が行われます。
迫り来る9月・・・猛暑の向こう側に見える秋祭シーズンに向けて、いよいよ動き出して行きますよ。
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