茶屋のだんぢり漫遊録

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八尾の太田にこんな祭あり!《前編》




10月なんてあっと言う間ね!

一年の中で、ダントツに一番多くのだんじりが活躍する月なのに、気づけばもう10月後半。
あれほど待ち焦がれた各地の秋祭も大半が終了してしまいました。

早い早い(汗)・・・


だんじりの曳行される日に追われて、ブログの更新も追いついておりませんが、ちょっとずつ追いついて行きたいと思っとります。


そんな今回は、当サイトでもまだ正式に紹介ページのない、あまり知られていない地域の祭礼をご紹介したいと思います。

こちら!




ここは八尾市の南部にある太田という地区。

八尾空港のさらに南側の地域で、大和川を越えればもう藤井寺市という場所です。

ここ太田の氏神、太田八幡宮の秋祭に曳き出されるだんじりは全部で5台あり、そのすべてが『彫忠』製作のだんじりなのですが、その祭礼の様子というか、曳行風景はまことに風情があり、見ごたえのある祭を展開します。




祭礼日は『泉州十月祭礼』と同じで、体育の日の前の土日

今年は10月8日・9日にわたり行われました。


ワタクシが訪れたのは、10月8日(土)の夜。


昼間はワタクシも『泉州十月祭礼』のどこかに関わっており、また夜には地元の秋祭なんかとも重なって、なかなか見に行く機会を得なかったのですが、今年は念願叶って、太田の秋祭に足を運ぶことが出来ました。




というのも・・・



この太田の5町の中で、巽町のだんじりの若い衆とは、ワタクシ少なからず関わりがあるのです。




太田の祭礼は、もともとは『だんじり祭』ではなく、布団太鼓の文化圏であったと思われるのですが、八尾市の地域活性化などを目的に地元の『彫忠』がだんじりを提供し、『だんじり祭』として変革を遂げたと聞いております。

それ故、一定のベースとなる曳行方法はあるものの、昔ながらの伝統的なだんじりの曳行とかではなく、とある町は南河内の曳き唄を取り入れたり、またある町は平野郷のような囃子を取り入れたりといった風に、町によって様々な色付けをして楽しんでいます。



で・・・巽町のだんじりはと言うと、太田ならではの曳行に加えて、本格的な大阪の『天神囃子』を聴かせる事で、巽町としての個性を持っています。


という訳で、ワタクシと巽町の若い衆との繋がりは、『天神囃子』なのです。

巽町から多くの若い人達が布施の横沼や大蓮、平野区の加美北東などのだんじりに参加し、繋がりを持ち、お囃子や踊りの達者な人達が巽町にはたくさんおられます。




なので、一度は太田の祭をこの目で見とかないと・・・て思いで、今年ようやくそれが実現したのです。



ちゅー訳で、次回はその当日の模様をお届けしましょい!!




(次回に続く)


信濃屋お半悠遊!だんじり録
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