茶屋のだんぢり漫遊録

目次

次々と運ばれて来るだんじり、イベントの舞台裏《その2》

 


さて、またまたちょいと空いてしまった間に、とうとう12月に突入ですよ。


今年の締めくくりが近づいてはおりますが、ブログの方はまだまだ、前回の続きをお話ししてゆかねばなりません。




11月5日・6日にわたって行われた『だんじり in 大阪城』の中で、特にその搬入の様子についてご紹介していましたね。




初日である11月5日(土)も、明け方というより夜中と言える時間帯から、先行する16台のだんじりが搬入され、初日のイベントを盛り上げましたが、その翌日11月6日(日)も、同じように未明から15台が搬入されます。




同じような時間帯なのですが、その風景は初日とは明らかに様子が違って来ます。

今回はその模様をお伝えしてゆきます。




昨日よりもさらに早い午前2時頃、すでに平野区の西脇組と、東住吉区の育和が到着していました。

しかしワタクシ自身が大阪城公園に到着したのが午前3時過ぎだったので、西脇組と育和の搬入は見ることができませんでした。


そこから時間を経過して、次のだんじりが大阪城公園に運び込まれて来たのは、午前4時半。

堺市は津久野地区の宮山と、東大阪市の大蓮のだんじりが、トラックで2台連なってやって来たのです。




この時間帯、写真は撮っていたのですがどれもピンが合いませんでね・・・


ちょいと画質は落ちますが、一応スマホで撮影した画像をイメージとして載せておきます。




続いてやって来たのは東大阪市の川田




そう、前日は城東区のだんじりを中心に、生野区や布施地区など、割と近辺のだんじりが多かったのですが、この日はその外側の地域というか、いわゆる遠方からのだんじりが大挙して押し寄せて来ます。


ようやくピントの合うた写真が撮れたんが西淀川区の野里東之町のだんじりからでした。



これで午前5時半ぐらいだったと思います。

その後も各地からそれぞれのだんじりが搬入されてくる中、この日の最大の見せ場が訪れるのです!



ようやく夜が明けて来た感じの午前6時前・・・


やって参りました!

大東市は御領のだんじりです。




今回参加する31台の中で、唯一の『北河内型』!
そして今年参加する3台の新調だんじりの中の1台です。



本来、修復などの時に『北河内型』のだんじりを運搬する場合は、工務店により大屋根を外す(場合によっては大屋根側の車板も外す)のですが、今回その作業は不可能とあって、大屋根を載せたまま運搬せねばならないという事で、いわゆる座の低いトレーラーがチャーターされました。




搬入口となる新鴫野橋のロータリーの幅いっぱいいっぱいに回り込んで、公園内へと誘導されたトレーラー。

ここからだんじりを降ろすだけでもひと苦労です。

要はだんじりを90度横向けて、側面から降ろす。
機械と人の手とが一体となって、この巨大なだんじりを地上に降ろすのです。



イベント本番よりも、何だか貴重な場面に遭遇しているかのよう。


夜明けを迎えた大阪城公園に、巨大な『北河内型』のだんじりがそびえます。
その姿はまさに圧巻にして壮観であります。




今年の『だんじり in 大阪城』は、そのバラエティに富んだ参加だんじりが開催前から話題となり、この御領のだんじりの参加が明らかとなった時には、どないして運んでくるんか、その搬入の仕方にも興味が尽きませんでしたが、実際こうしてその風景に出会うと・・・

『ホンマに持って来ちゃったんやな』

という印象より他ありません。


ホンマに関係者一同のご尽力には頭が下がる思いです。




この御領のだんじりの荷下ろし作業の間にも、新鴫野橋からロータリーへと到着し、荷下ろしスペースが空くのを待っていただんじりがあります。


さて、それも含めて次回はこの搬入作業の締めくくりへと向かいますよ。




(次回に続く)



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