2016年 新調だんじりのおさらい《前編》

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さてブログ本編。
姉妹サイト『だんじりeo SE』では今年一年の振り返り企画を行なってきたので、こちらでは通常のブログをお送りしてきましたが、今年の最終週となった今週ぐらいは、『eo SE』とは違った形で今年を振り返ってみようかなと思います。
とゆーわけで、こちらでは今年の新調だんじりをざっと振り返ってみようかと。
このブログでご紹介したものもあれば、触れてないものもあり、整理しておく意味でも、今年の新調だんじりは振り返っておくに損はないかと・・・
実は写真を入手していない新調だんじりもあるにはあるのですが、今年はなんと8台ものだんじりが新調された年でもあり、来年以降、これほどの台数が完成する予定はありませんので、『eo SE』とは違った切り口で振り返って参りましょう。
◎大東市 御領

まず今年のトップを切って完成した新調だんじりは、大東市の御領のだんじりでした。
入魂式ならびにお披露目は真夏の太陽がギラギラと照りつける8月7日(日)

大工は《大下工務店》、彫物は《辰巳工芸》により製作されたもので、『北河内型(讃良型)』のだんじりとしては、昭和27年に大東市の四条東之町が新調されて以来、なんと64年ぶりの新調だんじりということで、大変話題となりました。

先代だんじりは解体され、部品単位で大東市立歴史民俗資料館にて保存されています。
詳しくはこちらのブログでも3回にわたり書き綴りましたので、また読み返してみて下さい。
◎ 和泉市 桑原町

続いて登場したのは今年の新調だんじりの中で唯一の『岸和田』(下地車)である、和泉市は郷荘地区の桑原町のだんじり。
入魂式は8月28日(日)。

大工は《植山工務店》、彫師は《木彫 高濱》高濱輝夫 師。
高濱師が《木彫 岸田》から独立後、初めて責任者となり作事した、いわゆる『出世だんじり』として高い注目を集めただんじりで、、入魂式当日は多くのだんじり好きが沿道を埋めた、今年を象徴する1台。

先代だんじりはまだ売却されておらず。現在某所にて保存中。
◎大東市 西諸福

お次に完成した新調だんじりは、大東市の西諸福のだんじり。
入魂式は9月4日(日)。
大工は《大下工務店》、彫物は《辰巳工芸》により製作されました。

北河内に属する大東市はご存知『北河内型』の宝庫であり、一足お先に新調完成した御領も、またお隣の東諸福も『北河内型』のだんじりですが、ここ西諸福は先代だんじりも『大阪型』のだんじであったことから、新調だんじりも『大阪型』のだんじり。
9月4日(日)といえば岸和田は旧市地区の試験曳きと重なり、ワタクシ自身は取材に赴けず。
写真は『だんじり in 大阪城』の日に撮影したもの。

先代だんじりは明治期に製作されただんじりでしたが、新調だんじりは平成に新調される『上地車』の標準型のような造りで、重厚な三枚板の正面には『壇之浦の合戦』における『知盛の亡霊』の様子が描かれており、このだんじりの看板となる彫物。

さて次回は後半戦。
残り5台の新調だんじりを振り返ります。
(次回に続く)
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