茶屋のだんぢり漫遊録

目次

次々と60周年を迎える各市町村、ここ大東市でも・・・《その1》


 

この前『大型連休』やと思ってたら、もう5月20日(土)を迎えておりまして、5月も後半。
各地の気温も夏日、関東の方では真夏日を記録し、ニュースでは早くも熱中症への注意を促しているということで、夏の足音も徐々に近づいて来ている中ですが・・・

今日は今日とて、神戸市灘区では『六甲ファミリーまつり』が行われておりまして、王子公園に上野と畑原のだんじりが据え置かれております。



↑去年の写真ですよん!

まぁ今年は取材には行きませんが、午後3時頃までには王子公園を出発し、夕方頃の小屋入れまで、だんじりの曳行が見られるものと思われます。



さてブログ本編ですが、昨年10月に、和泉市が市制60周年を記念して、和泉府中駅前に市内35台ものだんじりが集結したのは、まだ記憶に新しいところです。



その後も11月に河南町が町制60周年を迎え、町内17台のだんじりが集結した他、今年に入ってからも3月に千早赤阪村も村制60周年を迎え、6台のだんじりが集結しました。







そして4月2日(日)!


岸和田市では上町が入魂式を行い(またそれ…)、包近町がだんじり新調以来初めて楠本神社へ宮入りしていたその日!

大阪府の北東部、北河内の代名詞とも言える大東市でも、市制60周年を記念した『だんじり行事』が行われていました。




今回からしばらくは、そのイベントの模様などをお届けしようかと思うのですが・・・


今回はまぁ、そのイベントリポートの前に、当日の写真を見ながら大まかな概要的なお話に終始するつもりです。





各市町村はどこも皆、10年ごとに『周年記念』を迎えます。

しかもその制定は各市町村ごとにバラバラなので、100周年を迎えるような巨大な市から、合併してまだ10年ほどの市まで、それこそ毎年どこかの市町村が周年記念を迎えているのですが・・・




ここ数年、『60周年』を迎える市町村が続いています。

では、今から60年の年月を遡って、1950年代をちょっと覗いてみましょう。





戦後の復興期から高度経済成長期への架け橋的な役割を果たすこの年代は、まさに各地の集落が合併を繰り返し、現在の市町村の形へと変貌を遂げている真っ最中の時期でした。

大阪府に於いては、すでに大阪市、堺市、岸和田市、吹田市といった古くから栄えた地域は市制を導入して古く、周辺集落を吸収合併する形でその市域を拡げている過渡期にあたり、そのまた周辺の集落は、近隣同士で合併し、市制、町制を施行していた時期にあたるのです。




なので、この時期に市制や町制を施行した市町村は、同じ時期に周年記念を迎える事となり、記念行事が続く・・・という現象が起こりました。

そしてここ大東市でも市制60周年を記念し、大規模な『だんじり集結イベント』が開催されたのです。




さて10年後、これらの市町村が70周年を迎える時も、こんな風にだんじりの集結が見られることを期待しつつ、次回からは『大東市制60周年』の記念行事、『大東だんじり大集結』について、リポートして参りましょう。


(次回に続く)
 


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