茶屋のだんぢり漫遊録

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春のだんじりピークデー《その5》箕形町編

 


6月も後半を迎えましたが、まだ雨の降る日は僅かですな。
今年の梅雨は1日にまとめてドバッと降る傾向なんでしょうか?

夏祭シーズンのお天気がまだ読めないですね~。


ブログの方は4月23日(日)に行われた『だんじり行事』で、まだまだご紹介してないものがありますので、そのシリーズを継続して参ります。


その第5弾として今回お届けするのが、こちら。



和泉市は松尾連合の、箕形町のだんじりです。

こちらのだんじりは《北本工務店》により修復され、この4月23日(日)に入魂式ならびにお披露目曳行が行われました。




当日は早朝から《北本工務店》より運び込まれ、入魂式に先立ち、6時過ぎ(6時半頃?)よりお披露目曳行を開始。

遣り廻しは行われませんでしたが、自町内を中心としたコースを約2周曳行されました。




この4月23日(日)にこれだけの『だんじり行事』がいっぺんに集中したのは、この日が『大安』に当たっていたからに他なりません。


3月21日(日)にも、同じように『だんじり行事』が集中しましたが、その日も『大安』でした。


特に祭礼ではない『だんじり行事』は、入魂式にせよ自治体の周年記念にせよ、往々にして『お祝い事』なので、どうしても日柄を考慮する傾向にあり、やはり『大安吉日』に合わせるのが一番良いのですから、同じ日に『だんじり行事』が重なるのは、まぁ致し方ないのであります。




それだけに!・・・


この日は早朝から日の暮れまで、1日を通して晴天に恵まれました。




ワタクシは以前から常々、
『祭礼は雨でも仕方ないが、行事ごとはお天気に限る!』
と申し上げております。

そりゃどっちも雨降りはかなわんモンですが、祭礼日は毎年決まってるし、基本的には雨でも関係なく行うし、今年が雨でも来年は晴れるかも知れへんし、たまに雨でも、『あの年は雨やったなぁ』言うて、それも祭の思い出にはなるでしょ?

せやけど『お祝い事』はその日だけの事やし、せっかく日柄の良いを選んで前々から日にちを決めてるのに、それが雨降りってな事になると、お祝いムードもなくなっちゃいますからね・・・


ましてやこんなに『だんじり行事』の重なる日は、快晴とまではいかなくても、せめて雨降りだけはご勘弁願いたいものです。


そう思うと、この4月23日(日)の抜けるような晴天はまさに神の恵み



どこの『だんじり行事』も、気持ちの良い気候のもと行われた事は、喜びの他ありません。



さて、お天気話に終始してる間に、だんじりは約1時間ほどのお披露目曳行を終え、町内の会館横にある氏神・八阪神社にて入魂式。



この松尾村の総社は春木町にある春日神社で、戦前までは南松尾村と北松尾村に分かれて宮入りしていたそうですが、戦後に各村社を復社し、箕形町は八坂神社を氏神としているそうです。



だんじり本体は平成14年の新調で、当初は《天野工務店》にて製作される予定を、《北本工務店》北本信広 棟梁と、《泉谷工務店》泉谷浩文 棟梁により引き継がれ、合作という形式となっています。



彫師は《木下彫刻工芸》木下賢治 師です。




今回彫物は、屋根廻りを中心にご覧頂いてます。




枡合など・・・





この4月23日(日)のリポートはもうちょい続きます。

たくさんあるんで、『まだ続くんかいな?』てお思いの方もおありかも知れませんが、やっぱ取材した限りはね、出来るだけご紹介したいので、もうちょっとだけお付き合い下さい。




ではでは、箕形町の皆さん、この度はだんじり修復、おめでとうございます。


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