茶屋のだんぢり漫遊録

目次

『大阪夏祭 2017』いざ開幕!




6月を通してシリーズでお送りして来た『春のだんじりピークデー』も前回で一段落しまして、気づけば6月も終わり。

『大阪夏祭』が開幕しておりました!




ワタクシがこのブログを引き継いでからというもの、
『大阪夏祭の本当の開幕はどの日か?』
というテーマを、毎年の様に繰り返して来ました。


大阪で古くから言われている『愛染さんに始まり住吉さんに終わる』という言葉通り、6月30日の『愛染祭』か・・・



いやいや、夏の祭礼として一番最初にだんじり曳行が行われる鶴見区は『浜』の古宮神社か・・・



それとも9台ものだんじりが一斉に繰り出し、大規模な曳行で一気に燃え上がらせる平野区は杭全神社夏祭の『試験曳き』か・・・




確固たる結論は出しておらず、当サイトユーザーの皆さんもそれぞれ胸に思うところはあると思うので、そこはまぁ、今年も結論づける事は回避しておきますが、それにしても時の流れは早いもので、今年も半分が終わってしまいました。

一年の『下半期』は、まさにノンストップで『だんじりシーズン』が繰り広げられて行きますが、その開幕を告げるのも、『大阪夏祭』であります。




今年は鶴見区の『浜』の夏祭が、おそらくカレンダー上で最も早い日程と思われる6月24日・25日の土日に行われました。

残念ながらワタクシは取材に行けてないので今年の写真はないのですが、6月25日(日)に行なわれた平野区は杭全神社夏祭の『前夜祭』は、少しだけ様子を見に行きました。




当日は梅雨らしいお天気で午前中から雨模様

事前には大雨という予報でしたが、降り出しが早かった事もあってか、25日(日)の午後には雨も小康状態となり、『前夜祭』に先がけて行なわれる各町の『制動テスト』も、屋根にシートを被せた状態で曳行されていました。



夕方4時半から行なわれる『前夜祭』は、平野本町通商店街のアーケード内に9台のだんじりを並べて展示するので、アーケードに入れてしまえば雨も関係ないのですが、まぁやっぱりその道中がね、雨降りなのは大変でしょう。




早めに雨が上がって、ホッと何よりでした。


平野区・杭全神社の夏祭における、この『前夜祭』というものは、そもそもだんじりを曳き出すものではなく、祭礼を運営する各組織ならびに各町の祭礼関係者が、平野区民ホールにて行う『親睦会』のようなものを『前夜祭』と呼んで、試験曳きが行なわれる土曜日の前の日曜日に行われていました。



現在も平野区民ホールでの『親睦会』は続いているはずで、その『親睦会』の時間帯に、だんじりを商店街の中に展示して、地域の方々にゆっくりだんじりをみてもらう機会を作ってはどうか?・・・という発案を受けて、平成24年からこの形式で行われています。




この試みは地域住民の方々に大変好評だそうで、曳行中はなかなかゆっくり見る事も少ないだんじりを、9台まとめて一同に見る機会は貴重だという事で、今年も多くの方々が商店街に足を運び、だんじりと触れ合っておられました。



こうしてアーケード内に並べられた各町のだんじりを眺めていたら、
『あぁ、夏祭が来たんやなぁ・・・』
と、『大阪夏祭』の開幕を実感してしまいました。




とゆー訳で、今年も7月を前にして『大阪夏祭』が開幕致しました。

そして月が変わって明日7月1日(土)は、平野区・杭全神社夏祭の『試験曳き』。

いよいよ平野で本番さながらの豪壮な曳行が見られますよ。


その後も各地区で次々と試験曳き、さらに祭礼本番を迎えて行きます。




さぁ!


『だんじりシーズン』もここから秋まではお休みがありません。

我々もノンストップで走り抜けて行きますので、ヨロシクお願い致します!


では今回はここまで。


信濃屋お半悠遊!だんじり録
<<前の記事 次の記事>>